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温泉地に増える新しい形の素泊まり宿

[2015年6月号掲載記事]

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癒しの宿 彩葉

温泉宿といえば通常1泊2食付きです。宿の食事は旅の楽しみでもありますが、食事が付くことで料金は高くなります。食事が付かない低価格の素泊まりの温泉宿はこれまでもありましたが、ほとんどが長期滞在して体を癒す湯治客向けの簡素なものでした。近年、その2つの宿の長所を取り込んだ新しい形の温泉宿が増えています。

大分県別府市の鉄輪温泉で2012年に開業した素泊まり専用宿「癒しの宿 彩葉」はすべての客室が温泉付きの離れというぜいたくな造りです。アメニティーも充実しており館内には無料のドリンクサーバーもあります。料金は2名1室利用の場合、平日1名8,640円(税込)から。温泉宿としては安めに設定されています。

彩葉を運営する株式会社ニューグロリアリゾートでは、大分県の別府温泉と湯布院温泉で11の温泉旅館を経営しています。そのうちの3軒が素泊まり専用です。「1泊2食にこだわっていては多種多様化するお客様のニーズにこたえることができないと考えました」と宿のチーフ、日野正剛さんは説明します。

近隣に飲食店が多かったことも素泊まり宿にした大きな要因です。また、食事のサービスがないことでお客が時間にしばられずに行動できるようになるのではないかとも考えました。開業後、利用客は予想通り20~30代のカップルや幼児連れの若い夫婦が多く、「部屋でのんびりするよりも街を散策される方のほうが多いようです」と日野さんは話します。

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街のねどこ kinsui

昨年7月、兵庫県城崎温泉の旅館「錦水」は別館をリニューアルし、素泊まり専用の宿「街のねどこkinsui」をオープンしました。錦水は1泊2食付きで平均18,000円ですが、街のねどこは1泊5,000円(税込)で泊まることができます。

錦水でも素泊まりプランは扱っていましたが、利用する設備やサービスの面から価格はどうしても8,000~9,000円になっていました。城崎には学生カップルの観光客が多く、オーナーの大将伸介さんは、彼らが利用しやすい価格にするためにはもっと思い切る必要があると考えました。

宿泊費を抑えるためにタオル類の貸し出しは有料、布団も自分で敷きます。本館の内湯を利用する場合は有料です。そのかわり湯めぐりパスの「ゆめぱ」を使って城崎温泉の7つの外湯に無料で入ることができます。「宿の外のお風呂や飲食店を利用することで、城崎の街全体を楽しんでもらえる機会をつくれればと思いました」。街のねどこという名前にも街歩きを満喫し寝るときだけ帰るという、その思いを込めたと大将さんは話します。

大将さんは、低価格でシンプルに旅館という文化を楽しみたい若いお客と外国人客が増えていると実感しています。宿泊費の安い街のねどこを旅の拠点にし、京都に日帰り旅行をする観光客もいます。新しいスタイルの温泉宿が生まれたことによって、利用方法も広がりつつあります。

文:市村雅代


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