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消えていく寝台列車

[2015年3月号掲載記事]

201503-3

大きな経済効果を生む新幹線の陰で寝台特急が消えようとしています。寝台特急は乗車している時間そのものが楽しみの一つです。かつてはあまり旅費をかけたくない学生の乗り物でしたが、現在では移動にお金と時間をかけられる人が乗るぜいたくな空間になっています。単なる移動手段としてではない魅力を持った寝台列車の廃止を多くの人が惜しんでいます。

今年3月、北海道と本州をつなぐ2本の寝台列車が廃止になります。日本海側を通り大阪駅から札幌駅を走行する「トワイライトエクスプレス」は12日が最終走行、太平洋側を走行し上野駅から札幌駅を結ぶ「北斗星」は13日が定期列車としての最後の運行になります。北斗星は4月以降8月までは臨時列車として2、3日に1回程度の割合で運行されます。

日本には「ブルートレイン」と言われる寝台列車が39本走っていました。北斗星は最後の路線です。廃止決定のニュースは列車に特に関心のない人も驚かせました。廃止前に一度は乗りたいという人は多く、予約率は昨年に比べてアップしています。

食堂車のディナー(予約制)は6,000円または8,500円。高額ですが人気です。予約なしで入れるパブタイムには長い列ができます。道内走行中に車内販売されるオリジナルグッズは、廃止が決まってから記念品として求める人が増えました。そのため現在では入手困難になっています。

始発駅では、乗車しない人を含め多くの人が車体やヘッドマークを撮影しています。通過駅や山間部のカーブで列車を待ち、ベストショットを狙っている人もいます。牽引機関車を交換するため停車時間が長い函館駅では、乗客の多くがカメラを持ってホームに降り、その様子を写真に収めています。

これまでブルートレインの廃止の理由は利用者の減少と車両の老朽化が主でした。今回は老朽化と北海道新幹線開業が関係しています。JR北海道広報部の鈴木隆史さんは「車体を新しいものにしようとすると莫大な金額がかかります」とコスト面での問題をあげます。運行を始めた当時の雰囲気を残した車体には味がありますが、修理のための部品や備品は入手困難になりつつあります。

北海道新幹線は来年3月末までの開業が予定されています。この新幹線は今までの新幹線とは異なり、在来線と線路を共有し、日本で一番寒い地域を走ります。そのため「夜間の極めて限られた時間内でさまざまな検査や試験を行うので、夜間走行する列車の運転計画の調整が必要になっています」と鈴木さんは話します。

新幹線の長所は、早く、便利に移動できることです。北海道新幹線には大きな役割が期待されています。「首都圏から乗り継ぎなしで早く北海道へ行けるようになります。観光面では新幹線の通る道南だけでなく、北海道全域にとっても良い効果があります。東北と北海道の交流もますます盛んになるでしょう」と鈴木さんは言います。

JR北海道

文:市村雅代


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