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高知県――ダイナミックな自然にあふれる

[2013年8月号掲載記事]

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高知県は四国の南にあり、太平洋に面しています。高知出身の著名人はたくさんいますが、、一番知られているのは坂本龍馬です。19世紀に日本の近代化のために働いた侍で、多くの日本人が尊敬する歴史上の人物にあげています。高知の玄関口であるJR高知駅前広場には坂本龍馬、そして龍馬と同じ時代に活躍した武市半平太、中岡慎太郎の「三志士像」があります。また5月に公開された映画「県庁おもてなし課」の舞台でもあります。県庁内の渡り廊下には実際の劇中で使われたロケセットが復原され、9月23日まで無料開放されています。

県庁のすぐそばにある高知城は17世紀に山内一豊によって建てられました。一豊の妻、千代は、夫の出世のためにつくした良い妻として日本人にはよく知られており、何度もドラマ化されています。本丸(城の中心)の建物が完全に残っているのは全国で高知城だけです。曜日によりますが、英語、中国語、韓国語のボランティアガイドを頼むことができます。

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三志士像

 

「よさこい」は日本各地で大人気ですが、発祥の地は高知です。よさこい鳴子踊りは、チームとなって列を組み、音楽にあわせて前進しながら踊ります。高知のよさこい祭りは毎年8月9~12日に開催され、今年で第60回目を迎えます。期間中は高知市内16ヵ所で迫力ある踊りを見ることができます。

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よさこい鳴子踊り

 

太平洋に面した高知では、ホエールウオッチングやイルカウオッチングが楽しめます。4~10月には、県内8ヵ所の港からクルージングの船が出ており、イルカの群れや体長10メートルを超えるクジラが泳ぎ回る姿が見られます。また、高知県を代表する四万十川は四国で一番長い川です。カヌーやラフティングの体験をすることができ、観光遊覧船での観光も見どころの一つです。

四万十川に47本かかっている沈下橋の風景は、写真やドラマの撮影地として人気です。沈下橋は欄干のない橋で、大水の際、水面下に沈むことで決壊を防ぐように設計されました。これを「バージンロード」(花嫁が歩く通路)に見立てて挙式をするカップルもいます。また、「奇跡の清流」と呼ばれる仁淀川も多くのフォトグラファーの関心を集めています。透明度が高く、特に8~10月は「仁淀ブルー」と名付けられるほどきれいな青色を見ることができます。

室戸ジオパーク(室戸市)は2011年に世界ジオパークに認定されました。大陸から海へ流れた土砂が海底にたまり、地震などで海洋プレートがずれることで大陸に再び盛り上がったものです。ダイナミックな自然の変化によってできた地質遺産を間近で観察できるよう、遊歩道が整備されています。同じく室戸市にある室戸ドルフィンセンターではウェットスーツを着てイルカと一緒に泳ぐことができます。

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足摺岬

 

土佐清水市にある足摺岬では270度のパノラマが楽しめます。展望台にある方位盤の中心に立って声を出すと、反響して他人の声のように聞こえるという不思議な現象が起こります。灯台の下ではアオウミガメが泳ぐ姿が見られることもあります。その近くにある竜串海域公園は日本で初めて指定された海域公園で、サンゴの群落や奇岩群が見られます。

川や海が豊かなだけではありません。県の84%が森林であるため、ハイキングにぴったりの山や、森林セラピーに適した山もたくさんあります。また、パラグライダーも盛んで、大きな大会が開かれるなど、全国から人が訪れています。

一ヵ所でさまざまな体験ができるのが、ホテルやスパのある土佐和紙工芸村くらうど(吾川郡)です。紙すき体験や機織り体験では自分だけの作品をつくることができます。ラフティングやカヌーも楽しめます。また、南国市にある鍛冶屋トヨクニでは英語で刃物づくり体験ができます。

アンパンマンは日本の子どもなら誰もが知っているキャラクターです。作者のやなせたかしは高知県出身で、香美市立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアムではアンパンマンの世界を紹介しています。南国市にあるやなせたかしロードには、アンパンマンのキャラクターの石像が7体あります。

海洋堂ホビー館四万十では海洋堂の数多くのコレクションや最新フィギュアが見られます。「へんぴなミュージアム」と名乗っているだけに細い山道の奥にありますが、全国からたくさんのお客が訪れます。自分だけの箱庭作りジオラマ教室が人気です。その近くの海洋堂かっぱ館は日本の妖怪、かっぱをテーマにしたミュージアムです。かっぱのフィギュアが1,300点展示されています。

高知の郷土料理の代表といえば、カツオのたたきです。カツオの体を傷つけることなく釣り上げる「一本釣り」はよく知られています。カツオの消費量は日本一で、全国平均の5倍です。鮮度のよいカツオを使った料理は多く、さまざまな部位を使った加工品もたくさんあります。

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カツオのたたき

 

冬でも温暖な高知では野菜や果物の栽培に適しています。特にかんきつ類は何種類もあります。ゆずの生産量は日本一で、ジュースや入浴剤などたくさんのゆず製品が販売されています。他にも、400年の歴史をもつ刃物や、ミネラルなどをたくさん含む室戸海洋深層水、ヨーロッパのバイヤーが「トサ」と呼ぶサンゴ製品などがあります。

「火曜市」「宇佐土曜市」「高知オーガニックマーケット」などのさまざまな市場も見どころの一つです。一番大きな「日曜市」は約500軒のテントが並び、休憩所も設けられています。出店している人は野菜や果物の食べ方や保存方法を教えてくれますので気軽に聞いてみましょう。

羽田空港(東京)からは飛行機で高知龍馬空港まで約1時間30分。JRなら東京駅から新幹線で岡山駅まで約3時間20分、そこから高知駅までは特急南風で約2時間30分です。

公益財団法人高知県観光コンベンション協会


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