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埼玉県――歴史が感じられる町並みと、色彩豊かな自然を楽しむ

[2013年5月号掲載記事]

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埼玉県は、東京都の北側に接していて、東京に通勤する人々のベッドタウンとして発展しています。西側の秩父地方は山岳地帯が広がり、自然に恵まれています。それ以外の地域は、関東平野の一部です。川越は南西部に位置する都市で、歴史の町並みを味わえる観光地です。都心から1時間ほどで行けるので人気です。

江戸時代(17~19世紀)に川越藩の城下町として栄えた川越は、小さな江戸のような都市という意味で、小江戸とも呼ばれています。まず訪れたいのは、蔵造りの町並みで、黒い商家の蔵などが立ち並んでいます。火事で燃えないように造られた厚い壁と、ずっしりした瓦屋根が特徴です。ひときわ目を引く塔、時の鐘は、江戸時代から時を知らせてきた川越のシンボルです。

一番街を北東へ行くと、木々の中に氷川神社があります。1500年の歴史があり、縁結びの神社としても知られています。毎年秋に行われる川越まつりはこの神社の行事です。高さ約8メートルある豪華な山車(祭りのときに使う屋台)が、何台も町中をひきまわされ、すれ違う様子は迫力です。川越まつり会館では、この祭りの様子を山車の展示やスクリーンで見ることができます。

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川越の町並み

 

江戸時代、川越藩は江戸幕府の北の守りとして重要な役割を担っていました。そのシンボルだった川越城の本丸御殿(城主の日常生活や政務をおこなう場所)の玄関部分や大広間が、風格ある建築物として今も残っています。本丸御殿と川越市立博物館では、川越の歴史を深く知ることができます。

さらに15分ほど歩いて喜多院へ。ここは江戸幕府の徳川家ゆかりの寺でした。境内には三代将軍、家光が生まれた客殿などの建造物が、江戸城から移築されています。また、538体の聖者の石像が並ぶ五百羅漢も見どころの一つです。石像のポーズも表情もさまざまで、その中には自分に似た表情があるといわれています。

川越の名物といえば、さつまいも料理です。江戸時代、庶民に焼きいもがはやったとき、川越は質のいいさつまいもの産地でした。そのため今もさつまいもを使ったそばやお菓子がたくさんあります。またご当地グルメとして、太麺やきそばも人気です。これは昭和(1926~1989年)の川越の子どもたちが、おやつとして親しんできたなつかしい味です。

秩父地方は、ぜひ行きたいもう一つの観光地です。秩父の街は武甲山などの山々に囲まれた盆地にあり、かつて絹織物業で栄えました。秩父ふるさと館など、レトロな街並みが魅力です。おなかがすいたら、「おっきりこみ」や「みそポテト」などの郷土料理「小昼飯」を食べるのもおすすめです。街を見下ろせる羊山公園は、春には芝桜が一面に咲きます。

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秩父夜祭/秩父川瀬祭

 

秩父では、秩父神社の行う祭りが知られています。夏の秩父川瀬祭では、男たちがみこしをかついで荒川に入る儀式、冬の夜祭では豪華で迫力ある山車と打ち上げ花火が人々を圧倒します。また秩父は歴史的に有名な巡礼の地でもあります。34ヵ所の観音霊場には参拝のしるしをもらう札所があり、寺それぞれの庭園や花を楽しみながら、お参りできます。

市街地を離れた西秩父では、ユニークな伝統文化が受け継がれています。吉田地区の椋神社では、江戸時代に始まった、手作りロケットを打ち上げる龍勢祭が行われています。小鹿野町では、移動可能な祭り屋台などで演じる、小鹿野歌舞伎が年6回上演されます。

自然を楽しむなら、長瀞へ。荒川の峡谷で、長さ500メートルにわたる天然記念物の岩畳や荒々しい渓谷美を眺めることができます。船頭のこぐ船で豪快に川を下るライン下りではスリルと爽快感も味わえます。桜や紅葉のシーズンは観光客でにぎわいます。

さらに山深い奥秩父は山岳信仰の場所です。三峰口駅からバスで約1時間。標高1,100メートルの場所に日本武尊の創建とされる三峯神社があります。巨木に囲まれ神秘的な雰囲気です。秩父湖を通りさらに西へ行くと、50メートルの落差のある不動滝も見られます。冬に荒川にできる、高さ約8メートルの三十槌の氷柱も幻想的です。

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長瀞のライン下り/羊山公園

 

自然豊かな秩父は、秩父そばの産地です。また、秩父ワインや、秩父のおいしい水でつくられた日本酒「武甲正宗」などはおみやげにも喜ばれます。奥秩父では、イノシシ料理や渓流でとれるイワナを使ったすしも味わえます。

秩父には温泉宿もあります。江戸時代から営んできた旅籠一番や、180年以上の歴史を持つ新木鉱泉旅館などは歴史のある宿です。日帰り温泉なら、名湯といわれる奥長瀞の秩父温泉満願の湯や奥秩父の大滝温泉など、安い料金で渓谷を眺めながら露天風呂につかれる温泉も人気があります。

川越駅へは、池袋駅から東武東上線の急行で約30分。西武新宿線の場合は西武新宿駅から本川越駅まで、特急小江戸号で約45分。西武秩父駅へは、西武池袋線の池袋駅から特急ちちぶで1時間20分。また、最近東急東横線と副都心線がつながりました。これにより横浜方面から川越や秩父に乗り換えなしで行けるようになりました。

川越市
社団法人小江戸川越観光協会
秩父市役所
社団法人秩父観光協会
社団法人長瀞町観光協会

文:山崎百合子


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