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山口県――本州と九州の玄関口

[2013年2月号掲載記事]

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本州の最西端に位置する山口県は、本州と九州地方の玄関口として栄えてきました。古くから中国や朝鮮など、アジア各国との貿易も盛んに行われてきたこともあり、現代でも貿易の要所として知られています。北は日本海、南は瀬戸内海に囲まれ、中央を中国山地が横断した地形。県内でも北と南の気候に差がありますが、比較的温暖で過ごしやすく災害も少ないため、観光だけでなく住みやすい場所としても人気です。

山口県は、近代日本の発展に貢献した優秀な政治家や文化人たちを世に多く送り出してきました。とりわけ、明治維新(19世紀後半)--当時の絶対的な封建主義であった江戸幕府を倒した--において中心的な役割を果たした人物たちを育んできました。

旅の始めに訪れたいのが、県中央部の美祢市にある日本最大のカルスト台地、秋吉台です。3億5千万年前、この場所が海だった頃に生まれたさんご礁などの殻が積み重なってできた石灰岩を雨が溶かしていき、独自の奇岩を形成しました。秋吉台の地下100メートルに広がる秋芳洞は東洋最大の鍾乳洞です。通常の観光コースの他、探検コースも用意されています。

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秋芳洞/菊屋家住宅

 

県北に位置する萩市は城下町です。約400年前につくられた武家屋敷と商人の住居跡が現在も当時のまま残っています。小京都といわれるほど美しく整った白壁の街並みは、年間を通じて多くの観光客でにぎわいます。中でも中心部の菊屋家住宅は、貴重な美術品などが展示されており、季節の移り変わりを感じられる庭園も見ごたえがあります。

アートに興味がある人にお勧めなのが、400年の歴史を持つ伝統的な陶器である萩焼です。昔から茶道で使われる茶器としても重宝されてきました。萩市内には萩焼の陶房がたくさんあり、観光客が萩焼を作ることもできます。ベテランの先生たちが初心者にも丁寧に教えてくれます。

山口県を訪れたら食べておきたいのは、名物のふぐ料理です。素材を活かした刺身、鍋料理、そしてあぶったひれを熱かんに入れてうま味を楽しむひれ酒など、様々な調理方法で楽しむことができます。

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ふぐの刺身/角島大橋

 

観光地で近年注目されているのが、下関市の北部に位置する日本海に面した離島、角島です。コバルトブルーの海と、白くさらさらとした砂浜は南国のような雰囲気で人気のリゾート地です。角島に行くための橋は、景観を楽しめるように橋の高さが約18メートルと低めに設計されているため、訪れる人たちはその景色を楽しむことができます。角島は自動車のテレビコマーシャルや映画のロケ地としても使われます。また、夏には海水浴客でにぎわいます。

県を代表する観光地の一つに、九州と本州を隔てる関門海峡に浮かぶ巌流島があります。巌流島は、日本一の剣士である宮本武蔵が、ライバルである佐々木小次郎と決闘して勝利した逸話の舞台となりました。巌流島へは唐戸桟橋から観光船が出ています。島の展望広場には関門海峡をバックに宮本武蔵と佐々木小次郎の像が立っています。2012年はこの決闘から400年を迎え、巌流島では様々なイベントが開催されました。2013年も決闘にちなんだ武道や格闘技のイベントなどが開催される予定です。

近代日本のレトロな雰囲気を感じられる場所といえば、県東部の岩国市錦川にかかる錦帯橋です。五つに連なったアーチを描く反り橋は、世界でも特徴的なものです。当時の岩国藩主から命令を受けた家臣、児玉九郎右衛門が指揮をして、1673年に完成させました。現在のものは、2001年に当時の技法を守りながら3年間かけて再現されたものです。頑丈さと美しさを兼ね備えた錦帯橋は、岩国藩の政治にも欠かせない存在となったのです。

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巌流島/錦帯橋

 

鉄道ファンだけでなく、海外からの旅人にとっても注目されているのが、山口市のJR新山口駅から島根県のJR津和野駅までの間を運行するSL列車です。1960~70年代に効率化のために廃止されて一度姿を消しますが、たくさんのSLファンの声によって1979年にSL「やまぐち号」として復活しました。やまぐち号は62.9キロメートルの距離を約2時間かけて走ります。レトロな車内、蒸気機関の躍動を感じることができ、タイムスリップしたかのような雰囲気を楽しむことができます。毎年3月末~11月中旬に運行しています。

旅の疲れをいやしてくれるのは温泉です。山口県には、50以上の温泉があります。その中でも交通のアクセスが最も良いのが、山口市内にある湯田温泉です。繁華街と温泉街が一体となった湯田温泉は、作家たちも愛したといわれています。温泉は神経痛、筋肉痛、疲労回復などの効果が期待できます。

山口県へは、東京の羽田空港から山口宇部空港または岩国錦帯橋空港まで約1時間30分。空港から各地までは、路線バスやタクシーが運行しています。山口市へはJR東京駅から新山口駅まで新幹線で約4時間20分。下関市へはJR東京駅から下関市の新下関駅まで新幹線で約5時間。東京駅周辺から出発する高速バスでは約15時間20分です。

社団法人山口県観光連盟

文:大森沙織


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