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日本を元気にする東京スカイツリー

[2012年8月号掲載記事]

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たくさんの人が東京スカイツリーを訪れています。日本人にとって、世界一高いタワーの建設に成功したことは、日本の技術力が実感できる明るいニュースなのです。第二次世界大戦から復興し、成長しつつあった1958年に建設された東京タワーを思い出して、なつかしむ人もいます。

日本の歴史や伝統を感じさせる要素が多いのも人気の一つです。中心に太い柱が一本立つ構造は、五重塔などの柱を参考にしていますし、輪郭は刀に似たラインもあります。色は藍白(少し青みのある白)という、昔からある色をもとにしています。ライティングは淡いブルーと江戸紫の2種類があります。淡いブルーは隅田川の水をモチーフとし、江戸紫は江戸時代にはやった色です。長引く不況や東日本大震災のせいで元気のない日本人は、アイデンティティーを感じられるこのタワーにひかれるのです。

東京スカイツリーは高さが634メートルで、展望台は二つあります。地上350メートルの「東京スカイツリー天望デッキ」は、タワーから張り出した形をしています。この形は建設しにくいのですが、お客が下の景色をよりよく眺められるという理由で採用されました。床の一部は強化ガラス製で、そこに立って地上を見下ろせる演出もあります。

「東京スカイツリー天望回廊」は地上450メートルです。エレベーターを降りたところから最高到達点までは、タワーに巻き付いたチューブのようなガラス張りの回廊を歩いて、少しずつ登っていく仕組みになっています。最高到達点の「ソラカラポイント」には、ガラスの壁に文字を映したり、照明や音、LEDなどを使ったりと、お客を楽しませる工夫がほどこされています。

東京スカイツリーには、見る楽しみもたくさんあります。例えば1階では、東京スカイツリーの足元の部分をガラスごしに見ることができます。工事の説明を読みながら太い鉄骨や、鉄骨と鉄骨をつないだ部分を観察すると、ミリ単位で組み立てられていることが実感できます。一方、町なみの絵に人や船が動く映像をはめ込んだ展示演出(隅田川デジタル絵巻)は、とても精巧でユーモラスです。

4階では、高さ3.5メートル、幅22メートルの壁にオブジェが組み込まれています。オブジェは12のテーマごとに、竹細工や江戸切子(江戸時代の東京で作り始められたカットグラス)など、地元の伝統工芸の素材で作られています。その他、運がよければ東京スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん®」に出会えるでしょう。

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東京スカイツリーの高速エレベーター「天望シャトル」も話題です。天望デッキまでは4基のエレベーターがあり、分速約600メートルで昇ります。内部はそれぞれ春、夏、秋、冬というテーマで飾られています。春は桜、夏は花火など季節の風物を、地元の伝統工芸の技法で表現しています。天望デッキと天望回廊の間にあるエレベーターの一部はシースルー仕様なので、外を見ながら昇れるようになっています。

雨の日や曇った日には眺めが悪くなりますが、その代わり別のものを見て楽しめるようになっています。天望デッキにあるパノラマスクリーンにも、晴れているときの景色や、雨の日にしか見られないコンテンツを映します。

足下の商業施設「東京ソラマチ®」にはお店や観光センターなどが入っています。地元の食品やお菓子、雑貨など、墨田区らしさを感じさせるものの他、歌舞伎役者や侍など外国人に好まれるデザインのおみやげを扱う店もあります。東京スカイツリータウンには水族館やプラネタリウムがあります。また、広場や庭などでは腰をおろしてゆっくり東京スカイツリーを見上げたり、お店で買ったものを食べたりできる場所があり、たくさんの観光客がくつろいでいます。

東京スカイツリータウンは地元を活性化すると期待されたため、周辺もきれいに整備されました。横を流れる北十間川には遊歩道がつくられたので、水辺まで下りていって散歩することができます。水面には噴水が設置されています。岸沿いには桜並木があり、花壇には草木が植えられています。

デッキや広場も設けられていて、東京スカイツリーを見上げられるようになっています。周辺のレストランやカフェのなかには、東京スカイツリーにちなんだ特別メニューを用意している店もあります。このようなメニューはスカイツリーグルメと呼ばれ、雑誌で特集が組まれるほど話題です。

東京スカイツリータウンの周辺は、下町と呼ばれるエリアです。下町とは江戸時代に町人や職人が住んだ町をいいます。小さな家が密集する町なみや、伝統工芸の質の高さ、人づきあいの温かさが特徴だといわれます。実際、観光客をもてなそうと自発的に活動している住民もいます。例えば、大きな鏡を店の前に置き、観光客が自分と東京スカイツリーの映った姿を撮影できるよう手伝ったりするのです。

東京スカイツリータウンの東の端には押上(スカイツリー前)駅、西の端にはとうきょうスカイツリー駅があり、計4路線が利用できます。成田空港からは京成線で約1時間、東京駅からは電車や地下鉄で30分かからずに行けます。歴史あるお寺、浅草寺などで観光客に人気のスポット、浅草へは歩いて20分ほどで、観光客向けのユニークな乗り物、人力車も行き来しています。浅草、上野、東京、羽田空港、東京ディズニーリゾートと東京スカイツリータウンを結ぶシャトルバスも運行しています。東京スカイツリータウンは今後も、観光の一大名所となりそうです。

東京スカイツリー

文:砂崎良


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