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緑豊かな城下町――会津若松

[2011年10月号掲載記事]

猪苗代湖と磐梯山

 

会津若松市は福島県の西に位置し、古くから城下町として発展してきました。その歴史、そして豊かな自然が有名です。会津盆地と呼ばれる盆地に位置し、冬は雪がたくさん積もり、夏は非常に暑い地域です。市の東側は日本で4番目に大きい湖、猪苗代湖に面し、北には雄大な会津磐梯山がそびえます。

会津若松といえば、多くの日本人は白虎隊を思い出します。白虎隊は会津藩が招集した少年部隊です。1868~1869年の戊辰戦争で白虎隊は徳川将軍の体制維持のために会津で戦い、19人が忠義のために飯盛山で自害しました。飯盛山の中腹には白虎隊十九士の墓があり多くの人が訪れます。この悲しい話は有名で、よくテレビドラマの題材になります。

これら白虎隊の史跡などを訪れる市内観光には、周遊バス「ハイカラさん」や「あかべぇ」を利用すると便利です。30分毎に運行し、市内の主な観光スポットを回ります。一日切符は500円で買うことができます。カラフルなバスで市内を巡るのも楽しいでしょう。

白虎隊士像と会津若松駅/鶴ヶ城

 

観光バスでまず行きたい場所は城下町の中心、鶴ヶ城でしょう。鶴ヶ城は昨年、幕末に使用されたものと同じ、赤瓦にリニューアルされました。訪れる人は城の当時の姿を見ることができます。また鶴ヶ城は多くの人が花見の時期に桜を見に訪れる場所です。

毎年秋には会津まつりが行われます。行事の目玉である会津藩公行列は歴代の会津藩主に扮した人々、幕末の侍の扮装をした人々、総勢500人が町を練り歩きます。この期間は、街全体が会津の歴史をテーマにしたお祭りでわき立ちます。

会津まつり

 

レトロな建物を見て回るのも市内観光の魅力の一つです。会津若松市内には江戸から大正時代の建物が多く残っています。日本と西洋が入り混じったスタイルの建物で、レストランや雑貨店などに利用されています。特に趣向をこらしたカフェが人気です。この街並みはJR会津若松駅から南に進んだ、七日町通りと野口英世青春通りにあります。

風変わりな建物を見たい人には、飯盛山の中腹にある、さざえ堂がお勧めです。高さ16.5メートルという、とても小さな建物ですが、内部は一風変わった造りになっています。入口から、らせん状の狭い通路を一回転半上ります。そのままUターンすることなく、一回転半下ると、いつの間にか入口の隣にある出口にたどり着くようになっています。

さざえ堂は1796年に建てられました。もともとは仏堂として建てられ、内部には西国三十三観音像が置かれていました。ここを訪ねる人はさざえ堂の内部を通るだけで33箇所の観音様に巡礼したことになるのです。観音像は明治時代に取り外されました。現在は全国でも珍しい木造の二重らせん構造のさざえ堂として、1995年に国の重要文化財に指定されています。

七日町通り/野口英世青春通り

 

会津若松市の魅力は歴史的建造物や情緒あふれる街並みだけではありません。会津盆地がはぐくむ自然の恵みを利用した食べ物も大きな魅力です。会津若松には豊かで澄んだ地下水がもたらされています。この良質の水と寒暖の差が激しい気候を利用して作られる清酒やそばは定評があります。

会津若松市は内陸にあるため、乾物を利用した伝統的な食べ物が多くあります。こづゆは、干し貝柱などで作られたスープに野菜とお麩を入れたもので、祝いの席でよく食べられる伝統食です。近年、とんかつにその店独自のソースをかけて食べるソースかつ丼、焼そばにカレーをかけて食べるカレー焼そばなど、少し変わったご当地グルメも人気があります。

左からから、こづゆ、カレー焼そば、ソースかつ丼

 

会津若松市から猪苗代湖へJR磐越西線で30分の小旅行を楽しむのもいいでしょう。猪苗代湖は夏には様々なアウトドアスポーツ、冬には白鳥を見ることができるなど、一年を通して会津の自然を満喫できる場所です。千円札に描かれていることでも有名な細菌学者、野口英世の記念館も猪苗代町にある人気の観光スポットです。

会津磐梯山の北には裏磐梯と呼ばれる高原が広がっていて、五色沼と呼ばれる場所があります。全長3.6キロのハイキングコースになっており、含まれる鉱物の違いによって作られるコバルトブルー、赤やエメラルドグリーンなど大小10個の沼を見ることができます。

会津には人々の特徴を表す「会津の三泣き」という言葉があります。会津に来た人は会津の人々に溶け込む難しさにまず泣き、受け入れられたときにその情の深さに泣き、最後に去るときに悲しみに涙するという意味です。

会津若松市へは東京から東北新幹線でJR郡山駅へ約1時間20分、JR郡山駅でJR磐越西線に乗り換えて約1時間5分。高速バスでは新宿から約4時間30分で行くことができます。

写真提供:会津若松市
会津若松観光物産協会
猪苗代町
北塩原村

文:柴田理恵


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