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徳川時代の歴史と文化が息づく街―名古屋

[2011年9月号掲載記事]

名古屋(愛知県)は、東京、横浜、大阪に次いで、日本で4番目に人口の多い都市。国土の真ん中を示す中部地方に属しています。この地方の政治や経済、産業の中心地でもあります。

名古屋駅から北東方向に車で10分ほどの距離にある名古屋城は、名古屋を代表する有名な観光地です。江戸時代の日本を治めていた徳川家の初代将軍、徳川家康の命令で1612年に建てられました。天守閣(城の中心部にもうけられた最も高い建物で、屋上に展望台のような部屋が作られている)は第二次世界大戦中に焼けてしまいましたが、後に建て直されました。名古屋城を含む一帯は名城公園として市民に親しまれています。

名古屋城のシンボルは天守閣の屋根の上で向かい合っている、1組の「金の鯱」です。造られた当時の高さは約2.7メートルで、約200キロの純金が使われていたといわれています。現在、天守閣の内部は、さまざまな資料を紹介する展示室として使われています。最上階は展望室になっていて、名古屋市内をぐるりと見渡すことができます。

徳川園/名古屋テレビ塔

 

名古屋城から東に向かって、車で10分ほどの位置にある徳川園は、江戸時代には徳川家の屋敷でした。広大な敷地には、小高い丘や池などをいくつも配置した日本式の庭園が造られています。4月の中旬から下旬にかけては、約1,000株の牡丹が咲き誇り、5月下旬から6月上旬にかけては、約1,700株の菖蒲が見ごろを迎えます。

隣りには、家康の遺品や大名の道具類など、約2万点を集めた徳川美術館があります。館内は源氏物語絵巻などの国宝や、重要文化財などの貴重な品物がたくさんあります。毎年2月上旬から4月上旬まで開かれる「尾張徳川家の雛まつり」は日本の伝統的な行事で飾る、豪華な人形などを集めた有名な催しです。

徳川園から南西方向には、名古屋の代表的な繁華街、栄があります。たくさんの商店や飲食店などが、地上はもちろん地下にもあります。栄の中心部を南北にのびる久屋大通公園にそびえているのが名古屋テレビ塔。塔の高さは180メートルで、地上90メートルと100メートルの場所に、見晴らしのよい展望台があります。

大須大道町人祭/熱田神宮

 

栄から南方向に15分ほど歩くと、日本3大観音の一つである「大須観音」にたどり着きます。名古屋城が建てられた1612年に岐阜県から移されたものです。本堂は第二次世界大戦で焼けたため、1970年に建て直されました。毎月18日と28日には、日本中から骨董品や古道具、古着を扱う店が境内を埋め尽くします。それを楽しみにしている人も大勢集まります。

大須観音の周りには、参拝客のための商店街が広がっており、昔からにぎわっています。特徴は古着や電気関係の店が多いことで、東京の浅草と秋葉原を合わせたような雰囲気です。近年は海外の観光客も増えてきました。アーケードがあるので、天気を気にせずに歩けます。毎年10月中旬には大須大道町人祭が開かれ、華麗な「おいらん道中」が商店街を練り歩きます。

大須地区の4キロほど南には広大な敷地(約20万平方メートル)と神聖な森をもつ「熱田神宮」があります。日本の歴代の天皇が受け継いできた三種の神器(3つの宝物、鏡、剣、玉)の1つである「剣」がまつられている由緒ある神社です。敷地内の宝物館では、集められた6,000点余りの品々が展示されています。初詣には、毎年、大勢の人が参拝に訪れます。

市東部の丘陵地帯には東山動植物園があります。動物園は、日本で初めてコアラを飼育したことで有名。植物園では、約7,000種の植物が日本庭園や温室などで育てられています。水中で生きる動物を見るなら、名古屋港水族館が最適です。実物大のシャチのレプリカと一緒に撮影もできます。

産業技術記念館

 

名古屋駅の近くにある産業技術記念館は、トヨタ自動車の前身である会社が生まれた場所に建てられました。繊維機械館、自動車館、テクノランド、トヨタグループ館などで構成。さまざまな展示物や実演で製造業の仕組みをわかりやすく学べます。携帯ストラップやキーホルダーなどを作ることのできる、無料体験コーナーもあります。

近年、名古屋飯が話題を呼んでいます。名古屋めしとは、名古屋独自の材料を使ったり、調理法で作る、よその土地にはない料理のことです。濃い味の味噌を使った味噌煮込みうどんや味噌かつの他、手羽先、ひつまぶし、天むす、きしめんなどがあります。

左から、味噌煮込みうどん、手羽先、ひつまぶし

 

味噌煮込みうどんは、鍋のふたを器にして食べるうどん。味噌かつは、ソースの代わりに味噌をかけた豚かつ。手羽先は鶏の手羽先を揚げてたれを塗り、様々なスパイスをふりかけたもの。ひつまぶしは、うなぎをのせたご飯を3通りの方法で食べます。天むすはえびの天ぷらを具にしたおにぎり。きしめんは平らな麺です。どの料理にも、名古屋の歴史と文化が息づいています。

名古屋へは東海道新幹線で、東京からは約1時間40分、大阪からは約50分です。飛行機で中部国際空港から行くこともできます。空港から名古屋駅までは電車で約30分です。

写真提供:公益財団法人名古屋観光コンベンションビューロー

文:伊藤公一


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