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コハクチョウが羽を休め、はばたく地―鳥取県

[2010年9月号掲載記事]

鳥取県は日本の西、日本海側に面しています。たくさんの神話や遺跡、豊かな自然があり、鳥取砂丘などがよく知られています。春から秋はよい天気の日が多く、冬には雪が降ります。「鳥取県がどこにあるかわからない」という日本人は多く、「鳥取は島根の右側です!」とプリントされたTシャツがおみやげに売られています。

鳥取県は、二人の有名なまんが家を生んでいます。「名探偵コナン」の作者、青山剛昌の出身地である北栄町には「青山剛昌ふるさと館」があります。薬で体が小さくなってしまった高校生探偵が難しい事件を解決するこのまんがは、アニメや映画も大人気です。ここでは名探偵コナンで描かれていた密室トリックの再現を自分で試してみることができます。

境港市はまんが「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるの故郷で、妖怪の街として知られています。このまんがは、人間と妖怪が仲良く暮らす世界をめざして、主人公の鬼太郎が、目玉おやじ、ねずみ男らと協力して悪と戦う話です。JR境港駅を出てすぐの「水木しげるロード」には139体の妖怪のブロンズ像が立ち並んでいます。

水木しげるロードの一角に「水木しげる記念館」があります。作品や作家活動がわかりやすく紹介されており、子どもからお年寄りまで楽しむことのできる施設です。「水木しげるの仕事場」や鬼太郎が住む「妖怪アパート」などの展示物で妖怪の世界を見ることができます。館内で一番人気の「妖怪洞窟」は見どころです。時間差で移り変わる照明と音響で40体の妖怪を演出します。日本語、韓国語、ロシア語、中国語、英語の5ヵ国語で展示説明を行う音声ガイドシステムのサービスもあります。

水木しげるロードから境漁港方面へ歩いて30分ほど行くと、境台場公園があります。春には約350本の桜が咲き、夜になると灯台の光が桜を照らします。公園のとなりには「海とくらしの史料館」があります。魚、カニのはく製、貝の標本の700種・4,000点を展示する、はく製水族館です。体長2.8メートルの巨大マンボウと4.2メートルのホホジロザメのはく製は、迫力があります。

境港市のとなり、米子市にある「米子水鳥公園」はラムサール条約登録湿地です。約28ヘクタールの自然豊かな公園で、秋から冬には最大1万羽、毎年100種類以上の野鳥が確認されています。10月中旬から3月中旬頃まではロシアから訪れるコハクチョウを観察できます。園内のネイチャーセンターにある観察ホールは前面がガラス張りになっており、バードウォッチングに熱中できます。

鳥取に住む人にとって大山は鳥取のシンボルです。標高1,709メートルで、ブナ、ミズナラ、シデなどが育ち、イヌワシ、クマタカ、ヤマネなど貴重な野生動物がいます。山頂近くのダイセンキャラボク群は国の特別天然記念物です。また、山の近くにはキャンプ場やスキー場などがたくさんあります。

その大山を望む「植田正治写真美術館」は、世界でも注目された日本人の写真家、植田正治の美術館です。植田正治が演出した写真は、写真誕生の地であるフランスで日本語表記そのままに「Ueda-cho(植田調)」と紹介されています。カメラ内部にいるような感覚が体験できる映像展示室が見どころです。世界最大級のカメラレンズが国立公園大山を映し出しています。

鳥取県の名産の一つに二十世紀梨があります。倉吉市にある「なしっこ館(鳥取二十世紀梨記念館)」では、幹の周りが3メートルもある梨の木をはじめ、11ヵ所の展示物で二十世紀梨を紹介しています。「梨のキッチンギャラリー」では、梨の試食や梨を使用した紅茶を試飲することができます。

倉吉市のとなりにある湯梨浜町には、中華コスプレ大会などのイベントでも知られる中国庭園「燕趙園」があります。これは設計から加工までを中国の河北省で行い、中国人技術者の下に建設された中国庭園です。総面積10,000平方メートルの広大な園内は、2006年に放送されたテレビドラマ「西遊記」のロケ地です。アクロバティックな中国雑技の公演は毎日開催されています。

クライマックスは鳥取市にある鳥取砂丘です。東西16キロメートル、南北2キロメートル、最大高低差90メートルにわたる日本三大砂丘の一つです。中国山地から流れ出た砂が季節風により吹きよせられてつくられました。長い年月をかけてつくられた雄大な砂丘は、1955年、国の天然記念物に指定された観光名所です。日本海側にあるため、砂丘からは日本海が見渡せます。

鳥取砂丘では、ゆうゆうと歩くラクダや、馬車を引く馬の姿が見られます。また、この砂丘では「馬の背」と呼ばれる斜面を利用して、ボードに乗ってすべり降りるサンドボード(スノーボードやサーフィンのようなスポーツで、平たいボードですべる)というスポーツが楽しめます。パラグライダーで飛ぶこともできます。

日本人なら誰でも子どもの頃に歌ったことのある歌「ふるさと」を作詞した岡野貞一は鳥取市の出身です。他にも日本の音楽教育に大きな役割をはたした音楽家が多くいることなどから、1995年に「わらべ館」が建てられました。レトロな雰囲気の建物で、日本人にはなつかしい歌やたくさんのおもちゃにふれることができます。

羽田空港(東京)から鳥取空港へは約1時間10分、米子鬼太郎空港へは1時間15分。東京駅から鳥取駅は新幹線のぞみ、スーパーはくとで約5時間20分。米子駅までは新幹線のぞみ、スーパーやくもで約5時間20分。

鳥取県文化観光局

文:角谷理紗


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