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水田に浮かび上がる巨大な絵、田んぼアート

[2010年8月号掲載記事]

「田んぼアート」が人々の注目を集めている。ここ数年で日本各地の田んぼで見られるようになった。日本人の主食である米は、水を張った農地である水田で作られている。水田は「田んぼ」とも言い、米は夏のはじめに稲を植え(田植え)、秋に収穫される。田んぼを大きなキャンバスに見立てて田植えをし、稲が成長する8月頃、田んぼに巨大な絵が浮かび上がる仕組みになっている。

最初に始めたのは青森県田舎館村で、今年18回目を迎える。一回目は、縦54メートル、横47メートルの田んぼに3種類の色の稲を使って「岩木山」の絵と「稲文化のむら いなかだて」の文字を描いた。その後、面積を広げ、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」や葛飾北斎の「富嶽三十六景」などの難しい絵に挑戦している。今年は縦143メートル、横104メートルの巨大な田んぼに5種類の色の稲を植えた。夏には「弁慶と牛若丸」(有名な歴史上の人物)が浮かび上がる予定だ。

埼玉県行田市の田んぼアートは関東地方で最大の規模で、2008年から始められた。「古代蓮の里」の東側に広がる田んぼの広さは田舎館村とほぼ同じで、これは東京ドームのグランド部分の広さにあたる。今年6月6日に行われた「田んぼアート米づくり田植え体験事業」には433名の参加者が集まった。

田植えは朝10時から始まって約2時間の作業である。参加者は一列に並び、手で稲を植えていく。田んぼには細いひもがはられ、ひもには30センチごとに印がつけられている。それにあわせて、田んぼの中心から外側に後ろ向きで植えていく。ひとり1メートル分を担当する。

今年の絵は、行田市がモデルとなった歴史小説「のぼうの城」の「のぼう様(成田長親)」と「忍城」のふたつである。忍城の絵は公募で選ばれた川越市在住の青柳謹一さんがデザインした。絵が浮かび上がるのは8月始め頃で、公園内の展望室から田んぼアートを見ることができる。一回目の稲刈りは10月16日に予定されている。

行田市環境経済部農政課の村田清治さんは「日本の伝統的な手作業による田植えを多くの人に体験してもらいたいです」と話す。また外国の人たちにも体験してもらいたいと、国際交流にも関心を寄せている。「田んぼアート米づくり田植え体験事業」は毎年6月に開催。参加費用は大人1,000円、中学生以下は500円で、参加者には秋に収穫される米2キロがプレゼントされる。展望室への入館料は大人400円、中学生以下は200円。2回目の稲刈りが行われる11月まで見ることができる。

青森県田舎館村
埼玉県行田市 古代蓮の里

文:向井奈津子


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