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ハラルフードを食べられる場所が増えている

[2015年6月号掲載記事]

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カラオケ本舗 まねきねこ

日本にムスリム(イスラム教徒)はあまり多く住んでいません。しかし近年、ビジネスや観光目的で日本に来るムスリムが、特に東南アジアから増えています。そのため、イスラム教の戒律を守った食品「ハラルフード」の需要が増大しています。それにともなって、一般の日本人がハラルフードを口にする機会も増えつつあります。

ハラルフードの特徴は、豚肉、豚に由来する成分、アルコールを使っていないことです。その他、食肉をイスラム法の規定に従って処理していることなど細かい決まりがあります。イスラムの宗教団体によって認められるとハラル認証が下ります。ハラル認証は国や団体によって基準に違いがあります。日本では、非イスラム国であることを考慮した「ローカルハラル」、二大禁忌である豚と酒を避けた「ムスリムフレンドリー」などで認証をとるケースが一般的です。

2014年12月、東京・四谷にオープンしたカラオケ店「まねきねこ四谷三丁目店」は、カラオケだけでなく一般的な日本食と同じ調理のハラルフードが楽しめます。ハラ

ルフードは、イスラム法の規定を守っているという点以外は、一般的な食べ物と変わりません。四谷三丁目店には日本人も含む非ムスリムも多く来店します。お酒を飲むこともできます。お酒用の容器はハラルフードの食器とは別のシンクで洗われるなどの配慮がされていて、イスラム法の規定が守られています。

東京の新大久保には「イスラム横丁」と呼ばれる通りがあります。近くのビルの一室がモスク(イスラム教の礼拝所)になっているため、ムスリムが多く集まります。そのためこの通りやその付近にはハラルフードを売る店やレストランが増えました。ハラルフードを目当てに訪れる人の多くは外国人のムスリムですが、近年の日本ではエスニック料理が人気なので、エスニック料理の調味料などを求めて日本人もやってきます。

ムスリムの留学生が増えているため、大学でも学食にハラルフードのメニューを設けるようになりました。学食は学生以外の人も利用できるので、観光客や近所のビジネスマンなどが、ものめずらしさからハラルフードを注文する姿が見られます。

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美濃吉

おもてなしの精神からハラルフードを導入する例もあります。京都にある江戸時代から続く料亭、美濃吉では、お客がお酒を口にしたくないならそれに対応するという考えから「ムスリムフレンドリーコース」をつくりました。豚肉はもともと使用していなかったため、調理でお酒を使わないだけでできました。

牛肉などはハラル対応の業者から購入し、包丁類はハラルと非ハラルの料理で分けています。現在では、ムスリムの取引先を接待する日本人ビジネスマンが同じメニューを口にするようになっています。

文:砂崎良


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