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天然のよい香りのする日本のキャンドル

[2012年10月号掲載記事]

201210-5

西洋のキャンドルは通常パラフィンでできていますが、日本の伝統的なキャンドル(ろうそく)はハゼの木の樹液から取り出したろうからつくられます。芯は和紙からできています。

使用される原料が植物なので、日本のキャンドルから出る煙は油脂が少なく、とけると天然のよい香りがします。糸を芯として使用する西洋キャンドルと異なり、日本のキャンドルは簡単には消えず、大きく、明るい炎をつくり出します。日本のキャンドルの熱心な愛好家は、芯を特別なはさみを使いトリミングするので、炎は完璧な形を保ちながら燃えます。

いかり型のキャンドルは底が狭く上の部分が広がっています。日本の伝統的なキャンドルは赤、または白いろうでつくられます。それらは寺、神社、祭りなどでよく使われています。家庭でも使われ、手描きデザインのキャンドルは国内ばかりでなく海外でも人気が高まっています。人気のデザインは花や十二支などです。それらは色つきで、あるいは墨で描かれます。

ろうから出た灰は表面につくので、天然の日本のキャンドルは時間がたつにつれ輝きを失います。赤、または白いキャンドルの場合、光沢のない美しい仕上がりになっています。色つきのものは、布で簡単にこすって光沢を取り戻すことができます。工業生産された日本製キャンドルは化合物が使われ、いつも輝いていますが、天然の美しさに欠けます。

日本のキャンドルは伝統的な鋳造のスタンドの上で最も輝きます。真っ黒の鉄は、赤や白のキャンドルとすばらしいコントラストをつくります。

日本のキャンドルには長い歴史があります。日本初のキャンドルは蜜のろうが使われ、奈良時代(8世紀)に中国から伝わりました。和式のキャンドルの製造は増え、江戸時代(17~19世紀)にピークを迎えました。今日では手づくりで日本スタイルのキャンドルをつくる職人はほとんどいません。

松井本和蝋燭工房は明治時代(19~20世紀)に設立され、現オーナーの松井規有さんは三代目です。キャンドルの絵柄は娘のHIHIROさんがつくります。松井さんは父親からキャンドルの作り方を学びました。キャンドルづくりの伝統を守るために、化合物とはかけ離れたオーガニックの原料を求めています。完璧な炎を生み出すキャンドルをつくる情熱は、名古屋大学との共同研究プロジェクトへと進展しました。

http://www.ANYTHING-FROM-JAPAN.COM/?Click=94

文:ニコラ・ゾェルゲル


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