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ゲームセンターに集まる高齢者たち

[2012年1月号掲載記事]

10年ほど前まで、日本の高齢者の娯楽といえば、ゲートボール(クリケットに似たゲーム)や盆栽といった、静かでのんびりとしたものが主流でした。しかし今、若者のたまり場であったはずのゲームセンターなどでゲームを楽しむ60~80代の人が増えてきています。

一人で来る人もいれば、3~4人のグループで来る人もいます。または孫を連れて主に昼間の時間帯にゲームを楽しむ人もいます。なかでも人気なのはメダルゲームで、何時間も夢中になっている人もいるほどです。この遊び方は簡単です。メダルを買い、レバーで手持ちのメダルを押し入れ、プレイフィールド上のメダルを動かして、取り出し口に落とします。

メダルは千円分で100~200枚、ゲーム機によっては100円玉1枚から遊べるものもあります。メダルゲームで使用するメダルはパチンコやスロットとは違い、法令により換金することはできません。「ダイノキング」という恐竜をモチーフにしたメダルゲーム機は特に人気です。メダルを入れるとルーレットが回り、パチンコの液晶画面のように数字がそろいます。

大阪府東大阪市にあるゲーム機械の販売・設計・製造を手掛ける株式会社ユウビスの川楠哲也さんは話します。「モグラ叩きゲームやワニワニパニックなど、出てきたキャラクターをハンマーでたたくゲームも人気です。動作が単純でわかりやすく、反射神経を使うのでぼけ防止やリハビリにも効果があります」。

最近では高齢者向け介護施設などにゲーム機を設置することもあるといいます。「ゲーム機は高価なため、シニア向けに新しい機種を開発することは今のところできません。ゲーム機の高さを低くしたりして車椅子に乗ったままでも遊べるように改造するなど対応していきたいです」と話します。

2011年1月から、ゲーム業界最大手の株式会社タイトー(東京都渋谷区)では、運営する一部のゲームセンター内に畳式ベンチを設置しています。高齢者の利用が多い、東京都葛飾区の「ハロータイトー亀有」や、東京都多摩市「エグザー」などです。利用者には好評で、現在設置店は18店舗にのぼります。

「明るく、清潔で安全な施設運営を心がけた結果、高齢者の方の利用が増えました。みなさん元気にゲームを楽しんでいらっしゃいます。そこで親しくなったり、店員との会話を楽しみにしていらっしゃる方も多いです」と広報担当者は話します。

大阪府寝屋川市に住む田中良明さんとリン子さんは孫のかむいくんとよくゲームセンターへ行きます。「孫のためにクレーンゲームでぬいぐるみを取ったり、簡単なゲームを一緒に楽しみます。ゲームセンターは昔と違って私たち高齢者にも入りやすくなりました」と話します。2010年総務省のデータによると人口全体における65歳以上の割合は23.1%で毎年記録が更新されています。

株式会社ユウビス
株式会社タイトー

文:向井奈津子


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