Language:
Hiragana Times | Facebook Hiragana Times | Twitter RSS

これはHiragana Timesに掲載した過去の記事ですが、実際のマガジンではパラグラフごとに英語と日本語が交互に掲載され、漢字にはふりがながついています。 マガジンサンプル 定期購読案内へ

日本文化にはまった外国人

[2011年10月号掲載記事]

爆発、巨大ロボット、怪物、スーパー戦隊

特撮、つまりスーパーヒーローや怪物、特殊効果を使用した日本のアクションドラマは、いまでは全世界で人気です。スペイン出身のセルジオ・デ・イシドロさんは、多くの熱狂的なファンの一人です。「10代のとき、怪獣映画に興味を持ち始め、当然のようにスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズ(スーパーパワーを持った日本のヒーロー)へ行き着きました」。

私が見ていた最初の日本のスーパー戦隊シリーズは、『百獣戦隊ガオレンジャー』でした。日本語で放映されていたので言葉はわかりませんでしたが、完全にはまってしまいました。それから昭和時代の特撮に出合い、完全に心を奪われました。特撮がなかったら私は日本に住んでいなかったでしょう。また、日本の社会も特撮に完全に影響を受けていると思います。全員ではないかもしれませんが、ほとんどの子供たちはこのシリーズを見て成長し、正義や報復について教えられます」と語ります。 

デ・イシドロさんは、約300個の特撮フィギュアを持っているほど夢中です。「その多くは小さなカプセルトイのフィギュアです。飾るスペースがなくなったので、本当に優れたものでない限り、もうほとんど買いません」。

デ・イシドロさんが10代のとき、特撮について調べることは困難でした。ですが最近では海外でも日本の特撮ファンが増え、情報をより多く得ることができるようになりました。

デ・イシドロさんは昭和時代の特撮にはまったファンですが、今ではすべての特撮を楽しんでいます。「爆発、レーザー、初対決、バイク、巨大ロボット、スーパーパワー、悪の怪物、正義のヒーロー……特撮で魅力のないものって何ですか?」

日本の音楽マニア

大友良英とヒカシューの曲がラジオから流れてくるのを聞いて以来、スロベニア人のザナ・ブジャン・ブラジックさんは日本の音楽に夢中になりました。「それは、私たちが今までに聴いたことのないものでした。当時はとても若かったので、すぐに部屋で踊り出し、興奮状態でした」と話します。

「はじめは、ボアダムスやボリス、メルトバナナのような音楽やバンドにのめり込み、即興で演奏していました。その後、ヴィジュアル系やJ-ポップにも興味を持つようになりました」。日本の現代音楽は西洋音楽に対してユニークな解釈をしているので、彼女はとても興味深く思っています。「おそらく彼らはオリジナル曲を理解していないか、一部だけを使ったのでしょう。まんが的な解釈です。それがどうであれ、すばらしい」と、言います。

ブラジックさんは日本の音楽にとても関心があったので、毎年6ヵ月間日本に滞在するために、がむしゃらにお金を貯めました。「日本に何度も来るようになると、インディーズやエレクトロクラブに夢中になりました。今私のお気に入りのバンドは、プラハデパートやアンデルセンで、好きなDJはカプセルの中田ヤスタカと大沢伸一です」。

日本に来たことにより、ブラジックさんはたくさんのコンサートに行くことができ、好きなバンドにも会うことができました。「私の好きなミュージシャンにたくさん会えました。日本にいれば、彼らに近づくことができるのです。あなたが外国人であれば、彼らはある程度の興味は示してくれると思います。メルトバナナ、アシッド・マザーズ・テンプル、そして、もちろん私の好きなインディーバンドの多くに会うことができ幸せです。最高の幸せは、中田ヤスタカに会えたことです。私は彼の大ファンです。それは前回日本に滞在した最後の日のことでした。飛行機なしで飛んで帰れるほど興奮しました」。

伝統的芸能の語り部

アメリカ人のティモシー・ネルソンホイさんは日本に住み、義太夫を学んでいます。義太夫とは、物語を語る日本の伝統芸能です。文楽(伝統的な日本の操り人形)で語られるものがもっともよく知られています。「太夫(義太夫で語る人)は、劇中の出来事を説明し、音楽や話し言葉を使って登場人物の会話を伝えます」と言います。 

「私は歌うことと物語を語ることが好きです。だから義太夫は私にぴったりなんです。それぞれ相いれない動機を持つすべての配役を演じ、それぞれの感情の流れに沿い、自分の声で物語すべてを伝えることは、とても独特な、そして強烈な経験です。三味線奏者は太夫と並んで、演奏で援護し、また、雨の音、泣き声、走る音などの情景を表すさまざまな音響効果を出してくれま
す」と説明します。

「私は小学生の頃から文楽に興味を持っていました。幸運なことに大学では外国人に文楽を演じさせるグループに入り、異文化を学ぶことができました。そこで私はそのグループで太夫の一人になりました。義太夫は移動してできる芸術なので、プログラムが終わってからも一生懸命練習しました。その結果、義太夫協会で正式に学ぶことになりました」と言います。

義太夫を学び始めたとき、ネルソンホイさんは日本語検定2級の勉強中でしたが、はじめのうちは言葉の問題はあまりなかったと言います。それは、先生たちが彼と同じレベルの言葉を使ってくれたからでした。でも、「先生たちはかなり早口でした」。

ネルソンホイさんは、日本在住の外国人コミュニティーに向けて積極的に義太夫のプロモーションをしています。「ドラマティックな歌は、広く訴える何かを持っています。だから、義太夫は外国で暮らすさまざまな外国人たちにとって大きな楽しみになると思います」。

ネルソンホイさんのクラスは、毎年大晦日に一回公演を行います。「おそらく次に私が出るときは、一人の三味線奏者を従えて出演するでしょう。でも、まずは上手にならなければなりません」。

義太夫協会


Special Link

  • 東京ビジネスホテル | 新宿へチェックイン。明日へのゆとりを感じるロケーション。
  • Homestay in JAPAN!!
  • Internship in Japan
  • 英会話の先生探すサイト。個人家庭教師・外国人と英語プライベートレッスンは先生ナビドットコム。


PR