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行列の好きな日本人

[2010年10月号掲載記事]

2010年5月、iPadを手に入れようと、発売初日には東京・銀座のアップルストアに約1,200人の行列ができた。なかには前日の夜から並んだ人もいた。これは他の国では一時的な現象かもしれないが、日本では新しくオープンする店や人気の店の前などに長い行列ができることはめずらしくない。

たとえば、東京駅構内地下一階のグランスタには、食料品を中心に数多くの有名店が並んでいる。なかでも日本橋錦豊琳には、毎日のように長い行列ができる。かりんとう(伝統的な小麦粉が原料の揚げた菓子)を買うために待っているお客だ。以前は午後から夕方にかけて、2時間待つこともあった。現在はレジを2台にしたおかげで待ち時間は少なくなったが、それでも15分ほどは待つ。ターミナル駅ということもあり、通行者のじゃまにならないよう、待つのは店舗から少し離れたところだ。自分の番がくると誘導係が案内してくれる。

東京・池袋のラーメン店、麺創房 無敵家も、店を囲むように長い行列ができているのはいつもの風景だ。学生やデート中のカップルなど、若者が多い。特に休日の昼時がピークで、多いときで50人ほどが並び、30分から1時間ほど待つことになる。

友人と二人で並んでいた大学生の佐々木大輔さんは「話題のラーメンを一度食べてみたい。二人なら話をしながら待つことができるので苦になりません」と話す。並んでいる人の多くは、この店をインターネットのブログや口コミで知ったという。

外国人はこの行列について、どう見ているのだろうか。カナダ人のスティーブ・ホワイトさんは「欧米人は日本人みたいにがまん強くありませんし、新しいものにそれほど興味を持たないので、行列は不思議な光景にうつります」と言う。日本人の特徴として、みんなと同じだと安心と考える傾向がある。しかし行列するにはしっかりとした意思がある。友達に店の評判を聞いてそれを確かめるため、または限定商品を手に入れるためだ。最近では「待っている時間も楽しい」と感じている人も多いようだ。

神奈川県に住む会社員Caさんは、自らのブログ「美味しいもん!エッセイ Ver.4」で、話題の店を紹介している。記事はわかりやすい文章で、あざやかな写真は食欲を誘う。Caさんは「自分で見つけたおいしい店は並んででも食べたいと思います」と話す。Caさんの紹介する店はどこも行列ができている。Caさんのブログはテレビで紹介されるほどの人気で、数時間に1000アクセスを記録したこともあるという。

このブログを参考にしているという会社員、田中千沙子さんは「ブログはあくまでも情報のひとつですが、実際に足を運んでみて自分でも確かめてみたいです。行列する価値があるかどうか後で友達と話すのが楽しみです」と話す。

日本橋錦豊琳
麺創房 無敵家
美味しいもん! . エッセイ Ver.4

文:向井奈津子


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