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ハイテク駐輪場でスイスイ

[2010年7月号掲載記事]

通勤や通学のために、おおぜいの人が家から駅まで自転車に乗ります。そのため多くの駅で駐輪場が不足していて、道路など決められた場所以外にとめられている「放置自転車」が社会問題になっています。人や自転車が道を通れなかったり、町の見た目が悪くなったりするからです。

東京の江戸川区は放置自転車をなくすために、機械式の立体駐輪場をつくりました。ICタグの付いた自転車を台に乗せると、機械が自転車を専用の棚まで運び、しまってくれるという駐輪場です。自転車の出し入れ口はとても小さく、1台分の大きさしかありません。しかしその下には直径6.9メートル、深さ14.45メートルの、大きな筒のような駐輪場があり、180台の自転車をしまうことができます。

2001年、江戸川区内には約1万台の放置自転車がありました。その対策に年間約5億円かかりました。しかし土地の確保が難しいため、広い駐輪場はつくれません。そこで2009年、70億円をかけて日本最大規模(9,400台収容。その内機械式は36基、6,480台分)の駐輪場を葛西駅の地下につくりました。

「葛西駅周辺に1,358台あった放置自転車が50台にまで減りました」と同区駐車駐輪課の内藤康雄さんは言います。「盗まれる心配もありませんし、多くの自転車の中から自分の自転車を探し出す手間もいりません。1分間に2台以上の自転車を出し入れすることができるので、ほとんど待つことがありません」。

「まるで未来都市の駐輪場みたいです」「自転車を簡単に出したり入れたりできるので、荷物が多いときでも楽です」さらに、「数年前は放置自転車がひどく、見た目の悪かった駅前が、すっかりきれいになりました」と、利用者も喜んでいます。

東京の世田谷区には今年3月、環境にやさしい駐輪場が完成しました。駐輪場の屋根に大きなソーラーパネルがついていて、太陽の光により、年間7,135キロワットの電気をつくることができます。その電気を電動アシスト自転車の充電と駐輪場の照明につかっています。それだけでなく、電池もついていて、雨の日や災害のときにそなえて、電気を貯めておけるようになっています。

電動アシスト自転車は、走り出すときや坂道を走るときなどに、電気の動力でこぐのを助けてくれる自転車です。希望する人に1回300円で貸し出ししています。保証金3,500円がかかりますが、解約するときに戻ってきます。

「以前は自転車というと、駅前に放置されているもの、という悪い印象がありました」と世田谷区交通安全自転車課の西達也さんは言います。「しかしガソリンの値上がりで車の運転をひかえる人が増えたことや、環境意識の高まりなどがあって、自転車が見直されるようになりました。特にこの電動アシスト自転車は力のない方でもこげるので、お年寄りが『この自転車ならこげます』と利用してくださっています。環境のためにも健康のためにもたくさんの方に自転車を利用してほしいと思います」。

文:砂崎 良


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