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将棋から生まれた新しいゲーム、どうぶつしょうぎ

[2010年6月号掲載記事]

将棋は伝統的な、二人で行うボードゲームの一つで、チェスに似ている。一人40枚の駒を使って複雑なルールでゲームが進められる。駒には「王将」や「飛車」などの漢字が書かれていて、駒によってそれぞれ動かし方に違いがある。

このところ将棋をさす人たちが年々減ってきている。そこで、子どもたちや女性に将棋に興味を持ってもらえるようにと考えられたのが「どうぶつしょうぎ」だ。女流棋士(女性限定の制度による将棋を職業とする人のこと)の北尾まどかさんがルールを考え、2008年に日本女子プロ将棋協会から発売された。将棋の基本的なルールや動きをもとにして作られている。

駒は「らいおん」「ぞう」「きりん」「ひよこ」の4種類で、かわいらしいデザインは女流棋士の藤田麻衣子さんが担当した。エリアをしめす空と森が描かれたボードのマス目は12マスで、正式な将棋の81マスと比べてかなり少ない。駒の動かし方は、動物の周りにつけられた赤いしるしの方向へ動かせばいいので、難しくない。

ゲームを始める前には、対戦相手と向き合い「よろしくおねがいします」、終わったら「ありがとうございました」と元気よくあいさつをするのが大切なマナーだ。じゃんけんで順番を決め、どれか一つの動物を二人で交互に動かす。4種類の動物のうち、相手のらいおんを先に取ったほうが勝ちである。らいおんは将棋の王将にあたり、一番強い駒である。

日本女子プロ将棋協会・渉外広報部広報課の大庭美夏さんも女流棋士で、8歳の娘を持つ母親である。娘の真帆ちゃんは、将棋のルールを教えてもなかなか覚えることができなかったが、どうぶつしょうぎをするようになってから、わかるようになったという。

また大庭さんは、「どうぶつしょうぎが日本でますます広まって、世界中の人たちに将棋を知ってもらうきっかけになってほしいです」と話す。北尾さんと藤田さんは3月にフランス・カンヌで行われた「ゲームの祭典」を訪れ、どうぶつしょうぎを紹介した。海外では「Doubutsu Shogi (Let’s Catch the Lion!ライオンをつかまえろ!)」と呼ばれている。

多くのメディアに取り上げられるようになり、どうぶつしょうぎはブームとなっている。2月に東京・渋谷で行われた「どうぶつしょうぎ・1 dayトーナメント」には、150名の子どもたちが参加し、保護者を含め300名が大会会場に集まった。日本の将棋という古いゲームから生まれた新しいゲームが、日本から世界へ発信されている。

どうぶつしょうぎ公式サイト

文:向井奈津子


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