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音楽がラトビアと日本のかけ橋

[2015年8月号掲載記事]

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駐日ラトビア共和国大使夫人
ダッツェ・ペンケさん

ラトビアはヨーロッパの北部に位置するバルト三国の一つで、1991年にソ連から独立を勝ち取りました。ダッツェ・ペンケ大使夫人は、夫のノルマンス・ペンケ・ラトビア大使が日本に赴任した2013年9月以来共に滞在しています。夫人は大学で建築を学んだので、東京の伝統と近代の組み合わせにとても興味を持っています。

時間があるときにはギャラリーへ行ったり、工芸教室やワークショップに参加したりします。東京の交通システムには特に感銘を受けています。「電車、地下鉄、バスでどこへでも行くことができるのは驚きです! でも、英語を話せる日本人はそう多くないので、言葉の壁を乗り越えるのが大変です。日本語を学ぶのは容易ではありませんが、ベストをつくしています」と夫人は言います。

夫人を感動させたものはたくさんあります。たとえば新鮮でおいしい日本料理。すしや刺身は大好きです。神楽坂の料亭で食べた懐石料理の特別な体験についてこう話します。

「繊細な盛り付け、季節感あふれる地の食材、サービスなど、本当にすばらしいです。芸者の踊りも初めて見ました。この伝統的な場で日本のおもてなしを心から感じました。日本のおもてなしは私の国にも導入したいものです。着物、茶の湯、伝統工芸、宗教行事など日本の伝統は今も息づいています。このような伝統は将来も続いてほしいと思います。日本人の強さの一つは伝統を守っていることです」と、夫人は言います。

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リガ市

ラトビアといえば、経済の四つの柱は農業、化学産業、流通、木工です。他の分野では、織物、食品加工、機械生産、グリーンテクノロジーがあります。ラトビアの技術革新は世界市場では高く評価されています。最近ではデザインに力を注いでいます。

「ラトビア大使館はラトビアアート・デザインウィークを南青山のギャラリー、アタリーで開催し、大好評でした。ラトビアのアートとデザインの伝統は強く残っています。伝統的な職人技に根付き、現代のグローバルトレンドにも影響を与えています。外国で学んでいる多くの若者が今ラトビアに戻ってきて、すばらしい想像力を発揮しています。それらを日本でもプロモートしたいと思います」とペンケ夫人。

「一年を通じて最も大切なお祭りはヤーニ(夏至祭)です。この日は街が空っぽになり、公務員や銀行員は普段とは異なる一面を見せます。これは、穀物の種まきをした後や収穫する前に行われる古代の盛大な祭から始まりました。家族は田舎の家に集まります。ハーブや花、葉っぱなどでブーケやリースを作ります。女性は伝統的にリースを、男性は樫の葉や小枝で作った冠を身に付けます」。

「家畜や垣根も花輪で飾ります。門や部屋は樺の木や樫、ナナカマドの枝で飾ります。ヤーニの期間中、ラトビア人は歌ったり、踊ったり、食べたりして楽しい時を過ごします。キャラウェイの種入りチーズやミートパティー、ビールは欠かせません。たき火をしたりして一晩中過ごします。恋人たちは人々から離れ、ヤーニの夜にしか咲かないといわれるシダの花を探します」とペンケ夫人。

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歌と踊りの祭典

「ラトビア人が民謡を歌う伝統は、千年以上前から続いていますが、ラトビア人の精神と深くつながっています。ラトビア人にとって歌うことは単なる楽しみではなく私たちのアイデンティティーの核であり、ラトビアのような小さな国が何世紀もの間自国の言語や文化を守ることができたのは歌や音楽のおかげといっても過言ではありません。これが1918年にラトビアが初めて独立を勝ち取り、1991年のソ連崩壊後、再び独立を回復するための最も大きな力となりました」。

「民謡のテキストはダイナスと呼ばれ、短く4行でできています。ダイナスは、歌われたり、短い詩として朗読されたりします。120万のダイナスに30万の異なった曲が確認されています。ダイナスはユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。簡略した表現法をするダイナスと俳句は共通点があります」。

「日本とラトビアの音楽でのつながりはとても強いです。10年以上前にラトビアを訪れ、国や音楽に魅了された日本の人々によって日本ラトビア音楽協会が設立されました。最も興味深いことの一つはガイスマ(光)と呼ばれるコーラスグループで、協会の日本人男性と女性がラトビア語でラトビアの歌を歌うことです」。

「加藤登紀子さんの歌『百万本のバラ』は大ヒットました。この歌はラトビアの作曲家、ライモンズ・パウルスが作りました。文化は国を結ぶかけ橋であり、人間が同じ価値を分かち合うことを証明するものです。基本的には私たちは同じで、平和や自由、幸福を同じように熱望しています」とペンケ夫人は言います。

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歌と踊りの祭典、グランドフィナーレ

ラトビアの国民は自然を大切にしています。「日本の方に美しい私の国へ来てほしいですね。400以上のアールヌーボーの建築物がある首都のリガは見逃せません。一流紙でも世界の最も魅力的な観光地の一つとして名前をあげています。リガの旧市街は800年の歴史があり、ユネスコの世界文化遺産に登録されています」。

「海に面した街ユールマラには、500キロ以上続く手つかずの美しい白浜が昔からあります。古城を見たい人にはスィグルダがお勧めです。そこからは大河や谷を見渡せます。800年の歴史を持つ城下町のツェーシスもおすすめです」。

「東京からリガまではヘルシンキ経由で約14時間です。ラトビアでは観光客のための様々な情報がオンラインで得られ、パンフレットも用意されています。どの都市にも地図や詳しい説明(ほとんどは英語)をしてくれる観光案内所があります。日本からはラトビア観光を専門とする旅行会社もありますので、ぜひラトビアにいらしてください」。

駐日ラトビア共和国大使館


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