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日本語から、人を育み、平和を育むNPO法人

[2013年4月号掲載記事]

201304-6

特定非営利活動法人ジャパン・リターン・プログラム

「母がこれほど大きな仕事をしていたとは、実は知りませんでした」と特定非営利活動法人ジャパン・リターン・プログラム(JRP)の専務理事、池﨑美盤さんは言います。美盤さんは、母、美代子さんが1995年につくったJRPを、去年継ぎました。JRPの目的は、日本と外国のかけ橋となるような人材を育成することです。

JRPは二つの事業を行っています。一つは、1999年から毎年開いている「日本語サミット」です。これは海外で一生懸命に日本語を学んでいる若者を日本に招待して、日本語で意見を述べてもらうというイベントです。これは1日だけの発表会ではありません。参加者たち(パネリスト)は日本語サミットの約一月前に来日します。

広島や長崎での平和学習、東日本大震災の被災地の人たちとの交流、日本の伝統文化体験、企業や政治家への訪問、ホームステイなどを、すべて日本語でこなします。プログラムの中には、敬語で話す機会もあります。そして最後には、「今、平和のために自分ができること」をサミットで発表するのです。

日本語サミットに応募した人は1999~2012年の間に1,465人にのぼります。そのうち61ヵ国から233人のパネリストが選ばれて来日しました。

過去に参加したパネリストたちは、Facebookでの交流や運営に協力して、強い絆で結ばれています。また、日本に戻ってきて大学で専門分野を勉強したり、日系企業に就職したりしています。中には、外交官になって、戻ってきた人もいます。

JRPのもう一つの事業は、駐日外国大使館の大使や外交官に、無料で日本語や日本文化を教えることです。日本語で自分の国を紹介できるように、また、公務にふさわしい日本語を話せるように、JRPの日本語講師が美しい日本語を教えています。

日本語教師だった美代子さんがJRPをつくったのは、かつて日本にいた外国人の子どもたちが、せっかく覚えた日本語を母国に帰ると忘れてしまうことに気づいたからです。「日本語は、まず相手の立場に立って考えることのできる『おもいやり』の言語。日本語は、平和を語るのにふさわしい言語。そんな日本語を学ぶ若者たちは、将来きっと日本と外国のかけ橋になるに違いない。そして、世界平和にも貢献するはずだ」。そう考えた美代子さんは最初は自分のお金で運営していました。

美代子さんの熱意は多くの人の共感を呼び、賛同者が年々増えていきました。やがて、日本でよく知られた企業や有名な政治家が協力してくれるようになりました。

美代子さんは2012年に亡くなりました。美盤さんは寄付で成り立っているJRPの運営がとても大変なことを知って、最初は継ぐのをためらいました。しかし美代子さんの熱い想いを聞いて決心しました。「一生懸命JRPを守っていきます」。

特定非営利活動法人ジャパン・リターン・プログラム

文:砂崎良


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