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親しくなれる隠れ家飲み屋

[2012年2月号掲載記事]

201202-5

近所の飲み屋(バー)に入り座って飲み物をオーダーするには、私には相当な勇気がいりました。近所を探検しながら、その今にも倒れそうな小さな建物の前を何度も通り過ぎました。湯気でくもった窓を通して見た中の様子は、とても居心地がよさそうな場所でした。中ではアーティストらしいタイプの人たちが集まってビールと会話を楽しんでいました。

4年間日本に暮らしたので、都心へ行ったときに付き合ってくれる日本人の飲み友達もたくさんできました。しかし、急に地元で軽く飲もうとすると声をかける人が誰もいないことに気づきました。地元で知っている人が誰もいないのは悲しいことのように思え、何とかしたくなりました。そんなことから満足できるバーを見つけられるかどうか試してみたかったのです。

常連になるための最初のハードルは非常に高く、素早く包帯をほどくようにしなければなりません。入口でぐずぐずせず、自信を持って顔を上げて中に入っていき、座って飲み物をオーダーします。西欧のように、酒場に足を踏み入れると、中の会話は止まり、客は神経質そうな視線をあなたに向けます。

日本で外国人であることには良い面も悪い面もあります。一方ではエキゾチックで興味深く見られ、他方では日本人は用心深く、また、おそらく英語で話さなければならないのかと恐れられているのです。あなたはこのような場に飛び込まなければならないのです。そして会話を始めて人々の緊張を和らげなければなりません。賢く飲み屋を選ぶことができれば、何の問題もありません。

多くの飲み屋は狭く、私の近所の飲み屋には1度に8人ほどしか入れるスペースがありません。でもこんな飲み屋で体を寄せ合うと親密な雰囲気が生まれて会話が進みます。私は音楽ファンなので、椎葉和彦さんという、ミュージシャンでBaカフェのオーナーとすぐに親しくなることができました。私たちはどちらも本当に騒々しいエクスペリメンタル・ロックが大好きで、マニアックな話が終わると、小さい飲み屋に集った人々に自分が受け入れられたと感じます。

オーナーあるいは「マスター」(女性の場合は「ママ」)はバーの門番の役目をしていて、店に合わない人に対してはあまり歓迎されていないことをさりげなく知らせます。あなたが丁寧に断られていると気づいたとしても、あなたのスタイルに合うところは他にもたくさんあります。それは東京のいたるところで見つけることができます。たとえば新宿のゴールデン街は、狭いいくつかの路地に古びたバーが建ち並び、どんなタイプのお客もほとんど満足させてくれます。

私は2週間に1回ほど、行きつけの飲み屋に行きますが、行ったときはいつもよく知った常連に出会います。数人は私のようなジャーナリストで、お酒を飲みながらくつろいで彼らと少し仕事の話をするのは楽しいものです。私は、中野に住んでいますが、芸術分野やマスメディアで働く人々が多く住む場所にもかかわらず、新鮮でおもしろく気取りがありません。そこではミュージシャンに映画監督、プロレスラーにまで出会いましたが、地元で勤務している人々とも会えて、近所について興味深い情報を聞かせてくれます。

あなたの興味が何であれ、自分に合う飲み屋を見つけることはできます。ロカビリーの人たちや写真家、熱狂的映画ファン、カラオケファンのための飲み屋があって、お坊さんが働いているバーさえあります。ビール片手に仏教哲学の深い話をするそうです。飲み屋を見つける理想的な方法はすでに常連になっている日本人の友人と一緒に行くことですが、その方法がとれない場合は、自身で飛び込むことをおすすめします。

文:フェリッシティー・ヒューズ


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