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がんと闘う日本のトップジャーナリスト

[2011年9月号掲載記事]

鳥越俊太郎さん

鳥越俊太郎さんは、日本を代表するジャーナリストの一人です。テレビのキャスターやコメンテーターとしても知られています。「ニュースの職人」という肩書がつく鳥越さんに、5年前、大腸がんが発見されました。鳥越さんは衝撃を受けますが、ジャーナリスト魂からがん患者としての自分を、客観的に取材対象者として記録を残すことを決意します。

鳥越さんは、「従来のがんに関係する本は、医者が専門家として書いたか、患者が自分の気持ちを書いたものでした。私はがんと診断されたあと、人間は自分ががんだとわかったときに、何を考え、治療ではどのような問題があるのか、家族はどう思うのか、という好奇心も湧きました」と、その時の心境を語ります。

福岡県に生まれた鳥越さんは、京都大学卒業後、毎日新聞社に入社します。社会部、テヘラン特派員を経て、総合週刊誌「サンデー毎日」の編集長になりました。退社後1989年に活動の場をテレビに移します。

鳥越さんは、取材を通じてさまざまな危険に見舞われます。イラン・イラク戦争が最悪の事態を迎えていた1984年、イラクが最前線で化学兵器を使っているらしいという情報が流れていました。そんなある日、毎日新聞テヘラン支局にイスラム指導省から戦場への招待状が届きました。危険な取材に各社はしり込みし、結局、招待を受けた日本人記者は、鳥越さんだけでした。

そこは文字通り最前線で、イラク軍の戦闘機がたびたび飛んできて、爆弾を落としていきました。鳥越さんは、「来なければよかった。オレはやっぱり好奇心に足をとられることになるんだな」と、後悔したと言います。その他の戦場でも何度も危ない目にあいましたが、無事でした。そんなこともあり、鳥越さんは「オレはついている男だ」と思っていました。

2005年の夏、異変が起きました。大好きなビールがおいしく感じられなくなったのです。そして、便器の中が血で赤くなるようになり、病院で診断を受けます。鳥越さんは、内視鏡のモニター画面を見ながら自らのがんを目撃します。それは、がんとの闘いの始まりでした。

それから5年、ステージⅣのがん患者の鳥越さんは、治療、転移の中で4回の手術を受けました。しかし、スポーツジムに通うなどポジティブに生きます。がん患者となり70歳を迎えた鳥越さんの仕事は、以前に比べ3倍も増えました。

最近、鳥越さんが綴ったがんの記録、生き方をまとめた「がん患者」が発売されました。がん進行中の揺れる心、家族のこと、仕事のこと、希望など人間が追い詰められたときの「生きる力」が共感を呼んでいます。

鳥越俊太郎オフィシャルサイト


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