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日本人だけの職場で日本語力アップ

[2015年1月号掲載記事]

201501-8

ルイス・ウィングラム・ポンさん

「2013年9月に来日して日本語の勉強を始め、12月にはN3、今年7月にN2を受けて合格しました。今月、N1を受験したところです」と香港出身のルイス・ウィングラム・ポンさんは言います。2013年、双日株式会社の日本本社に入社しました。今はストラクチャード・ファイナンス部で、投資のアドバイスをする仕事をしています。

ポンさんは香港大学でリスク管理と金融を専攻。その後、イギリスの大学院へ進学して金融と管理を学びました。そしてイギリスで2ヵ月ほどインターンをしました。やがてポンさんは両親が気がかりになって香港へ帰り、就職活動を始めました。その頃、双日に入社した友人と会う機会があり、仕事の話を聞きました。

「双日は、日本語がまったくできない人でも採用し、6ヵ月間も日本語の集中研修を受けさせてくれるのだという話が印象的でした」とポンさんは振り返ります。ポンさんは双日について調べました。そしてそこが総合商社という日本独自のスタイルの会社で、世界の各地でさまざまな分野の事業を行っていることを知って興味を持ちました。

「それに日本に対する好奇心もわいてきました。日本には天然資源がなく、地震など災害は多いです。その上第二次世界大戦で大きなダメージを受けたのに、たった数十年で復興し、経済力で世界2位にまでなりました」とポンさん。

双日に応募して採用されたポンさんは、日本語の集中研修を受けました。「最初の3ヵ月は、午前中は早稲田大学でN3対策の授業を受け、午後は日本語教師1人に対し生徒が2~3人で勉強するという環境でした。次の3ヵ月間は午前中日本語教師について勉強し、午後は会社でOJT、つまり仕事をしながら日本人の同僚に教えてもらいました」。

「会社では周りはみな日本人で、仕事もほとんどが日本語で進められるので大変です。例えば会議のとき、みんなの発言する声が小さいので僕には聞き取れないことがあります。後で議事録を読んで会議の内容がやっと理解できたこともあります。香港やイギリスでは大きな声で話して自信があることをアピールしますが、日本では控えめに話すことが美徳なんですね。また、反対するときは『反対です』と言うかわりに、反対する理由をたくさん言うのも日本の慣習です」とポンさんは苦笑します。

敬語にも苦労しました。「広東語の敬語より複雑で大変です。相手が上司か先輩かで敬語のレベルが変わりますし、社外の人に対してはまた別の表現になります。社外の人に対する敬語は、こちらがお願いする立場か、向こうがお願いする立場かで変化します。でも今は、敬意を感じると自然に敬語が出るようになってきました」と言います。

「昨年始めたスノーボードにはまっています。ゴルフも楽しんでいます」とポンさんはプライベートについて話します。「香港で就職していれば語学の苦労はなかったのにと思ったこともありますが、今は日本語を学んだことで、できる仕事の幅が広がったと感じています。日本語がうまくなれば、より責任ある仕事をさせてもらえるからです」。

双日株式会社

文:砂崎良


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