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これはHiragana Timesに掲載した過去の記事ですが、実際のマガジンではパラグラフごとに英語と日本語が交互に掲載され、漢字にはふりがながついています。 マガジンサンプル 定期購読案内へ

ワーキングホリデーを使って日本へ

[2014年11月号掲載記事]

201411-8

エレダ・ソさん

「ワーキングホリデーという制度を使って日本へ来て、仕事と旅行を楽しんでいます」と英語教師のエイダ・ソさんは言います。「ワーホリは、大学を卒業したばかりの人や、これまでの生活をがらりと変えたい人にお勧めの制度です。私自身は、まだ若いうちに日本で生活したり働いたりしたかったので、仕事を辞めて来日しました」。

エイダさんは香港生まれ、ニュージーランド育ちです。「家族や、近所に住んでいる中国系移民の人たちとは広東語や北京語でコミュニケーションをとり、学校では英語を話す生活でした」と振り返ります。「子どものとき、広東語に訳された日本のアニメを兄がよく見ていて、私も『ドラえもん』などを一緒に楽しんでいました。それで日本のアニメやまんがに興味を持つようになりました。『ワンピース』が大好きです」とほほえみます。

エイダさんは高校と大学で日本語の授業をとりました。大学のときには交換留学で日本へ来て、半年間上智大学で勉強しました。「すばらしい体験でした」と懐かしがります。「外国人と友達になりたい日本人学生がおおぜいいて、みんなでよく一緒に旅行しました。その中の何人かは私の帰国後、はるばるニュージーランドまで訪ねてきてくれました」。

エイダさんは大学卒業後、オークランドでラジオ局に勤務しました。「ニュースのレポーターをしたり、選挙のときには公開討論の司会もしました」。そして2年後に退職して、1年間の予定で来日しました。

「英語の教師なので日本語を話す機会が少ないのが残念です」とエイダさんは苦笑します。日本語学校へは通っていません。「だからこそ日本語で話すときには、できるだけたくさん会話して練習するようにしています。休日には参考書を使って文法や単語を覚えています。学生時代と違って社会人の今は、勉強のモチベーションを維持するのが大変です。『今回の日本滞在の間にN2に合格する』という目標を掲げてやる気を高めています」。

エイダさんはときどき英語や広東語のナレーションの仕事をしています。しかしほとんどの企業はワーホリ・ビザの外国人を雇用したがりません。「だからワーホリで来た人はたいてい語学教師になるしかないんです」とエイダさんは残念がります。「自分のキャリアを磨きたい人は、入国前に雇ってくれる日本企業を探して就労ビザをとった方がいいです」と言います。

「日本は物価が高いですが、お金を節約する方法はあります。私はtokyocheapo.comというサイトを見て、100円ショップや松屋など安いお店があることを知りました」とエイダさん。現在はシェアハウスに住んで家賃の負担を軽くしています。「シェアハウスのメリットは安いだけではありません。いろいろな国から来た人と知り合えるので、日本国内を一緒に観光する友達を見つけることもできます」。

エイダさんは、暇なときにはカフェめぐりをしています。「理想のスイーツとは、味だけでなく見た目や香りもいいものだと思います。すばらしいスイーツは写真を撮って研究しています。ニュージーランドへ帰ったら働いてお金を貯めて、いつか自分のカフェを持ちたいんです。日本でスイーツや緑茶を味わった経験は、そのとき役に立つと思います」と話します。

文:砂崎良


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