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人づきあいから学んだ語学

[2012年6月号掲載記事]

201206-6

カール・ロビンソンさん

ニュージーランド人のカール・ロビンソンさんは日本に本社があるワイン輸入会社、ジェロボーム株式会社の社長です。「ワインの商売をしていると会う人に喜ばれます」とロビンソンさんは言います。社交性に富むロビンソンさんは人に会うのが好きです。生まれつき話上手のロビンソンさんは、1990年に日本へ来て以来、教科書で勉強するより人とのつきあいのなかで日本語を身につけました。

「意味を理解するには、今も日本語漬けになるのはいいことだと思っています」とロビンソンさんは言います。ロビンソンさんは最初、ワーキングホリデーのために夫人と一緒に来日しました。ひとつの選択肢は英語教師として東京に滞在することでした。そうしていれば少し多めにお金を稼げたでしょうが、日本語と日本文化の経験は減っていたかもしれません。その代わりに二人は正反対のことをしました。他に誰も外国人がいない大分県の小さな町に6ヵ月間住んだのです。

「助けてくれる人がいないのは確かに大変でしたが、人に理解されているということがわかり始めると、すごくやりがいを感じました」。ロビンソンさんは勉強のことしか頭にない「漢字狂」ではないと認めていますが、結局もっと交流したいという気持ちが日本語の上達を後押ししたのです。「一緒に働いている人達と、また毎日会う人達とどうしても交流したかったのです」。

その半年後、ロビンソンさんと夫人はイギリスへ引越ました。でもまだ日本が好きだったので、6年後、夫人が勤務している会社の東京支社に転勤できるようにしたのです。ワイン業界で働いていたロビンソンさんは、東京アメリカンクラブでソムリエの仕事を見つけました。絶好のタイミングでした。「私達は1996年にここに戻って来たのですが、ちょうど日本でワインがブームになり始めた頃だったのです」。

コンサルティングとイベント開催の仕事を8年間した後、ロビンソンさんは輸入の仕事に移りました。ジェロボームの社長として「敬語をもっと身につけたり、以前は自分に関係なかった技術用語もたくさん覚えたりする必要がありました」。銀行員や弁護士とのやりとりには日英のバイリンガルスタッフの助けを借ります。「そういう場ではミスはしたくないですから」。でも社内の意思疎通は全て日本語です。「自分のスタイルを持つことが重要です。特に会社を経営しているなら」とロビンソンさんは話します。

ロビンソンさんの日本語は、ストレスのたまる状況で試練に立たされてきました。昨年3月東日本大震災が起きた時、ロビンソンさんは職場にいました。「他の人達に深刻な影響をおよぼす決定を下すのは、確かにやりがいがありました」と言います。その前にもロビンソンさんは別の危機に直面していました。2008年の経済ショックです。ロビンソンさんは不安定な時期に従業員をはげますため日本語を使わなくてはなりませんでした。指揮するため、また元気を与えるためでした。「本当に日本語能力が伸びます」。

ロビンソンさんの信念を強固にしたのはそうした状況でした。暗記に頼り過ぎると、構文に重点がおかれて言いたいことが言えなくなると考えています。ロビンソンにとって一番良い習得法は日本語にひたり切ることです。日本語学習者に勧めるのは、日本語に完全に囲まれる場所へ行くことです。大変ですが良い習得法だと話します。

ジェロボーム株式会社

文:グレゴリー・フリン


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