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おとぎ話に感化され、アカデミックな研究を

[2012年4月号掲載記事]

201204-6

ヤニス・パナヨトプロスさん

東京大学地球物理学特任研究員のヤニス・パナヨトプロスさんが最初に日本に魅かれたのは、母国ギリシャでテレビ番組を見ていたときでした。その番組の一つはアメリカのドラマ「将軍」でした。しかし最も重要だったのは、日本の伝統的なおとぎ話をアニメ化したシリーズ「まんが日本昔ばなし」だったのです。「子どもの頃、あの古典のまんがを見ながら、シリーズの中で描写されている日本の文化と価値観に夢中になったのを覚えています」とパナヨトプロスさんは話します。

パナヨトプロスさんは、すぐにでも日本語の勉強を始めたかったのですが、教科書の英語が理解できるよう高校卒業まで待つことを語学の先生に勧められました。「高校を終えたとき、夢見ていた通り、日本語の勉強を始めていいかと改めて両親に聞いたのです。それから1週間もたたないうちに日希(日本-ギリシャ)友好会館の教室に座って、その後6年間私の日本語の先生となる鈴木さんを紹介されました」。

そのレッスンは役に立ちました。2002年、パナヨトプロスさんはギリシャで地学の学位を取った後、文部科学省の奨学金で東京大学へ来て地球物理化学の修士号および博士号を取得しました。地震活動がとても活発なので、地球物理学者にとって「日本は、私たちがいなくてはならない場所!」とパナヨトプロスさんは言います。

パナヨトプロスさんは99%の時間は日本語を話していますが、平坦な道ばかりではありませんでした。「来たとき、日本語は多少知っていましたが、大学の講議を受けるのとは全く別の話でした。最初は講議で使われる特定の用語が理解できませんでした」。でも今では彼自身、日本語で講議ができると言います。

この進歩はパナヨトプロスさんのまわりの人々のおかげです。「最初に来た頃出会った最良の友人--私の結婚式で歓迎スピーチをしてくれた人--は日本人でした。二人とも学生だったとき、互いの家でかわるがわる寝泊りしたのを覚えています。彼のお母さんにすごく気に入られたんですよ!」そればかりか「日本に来てからずっと同僚も指導教官も本当に良くしてくれたんです」とパナヨトプロスさんは話します。

文化交流の熱心な支持者であるパナヨトプロスさんは、時間があるときには日本国際ゲーマーズギルド東京を運営しています。「ゲームをするためだけでなく、外国人の友人をつくるために参加する日本人の会員もたくさんいます。日本語も英語も両方流ちょうな人ばかりとはいえませんが、意思疎通する気がある人は必ずその方法を見つけますし、その過程を楽しんでいるのです」。

パナヨトプロスさんは、他の外国人居住者がぶつかるといわれる言葉の壁は経験したことがないと言います。「日本でコミュニケーションの問題がある人は、おそらく最初からコミュニケーションが苦手な人じゃないかと思います。そういう人は異なる文化を受け入れる気がないのです。なぜわざわざ自分の国から出てくるのか不思議です」。

パナヨトプロスさんの日本語の進歩を一番よく説明できるのは、結局日本人の奥さんだろう。「彼女に出会ってから彼女の言うことが十分わかるようもっと日本語を勉強したかったのです。今は何もかもわかってしまって、勉強しなきゃよかったと彼女に冗談を言うんです。最初に会ったとき、私の日本語は本当にていねいでかわいかったと彼女は文句を言うんですよ。今は日本人のオヤジみたいな話し方だって」。

日本国際ゲーマーズギルド東京

文:グレゴリー・フリン


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