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ビジネス文化は思いもかけないことがある

[2012年1月号掲載記事]

アレッサンドロ・アレグランジさん

アレッサンドロ・アレグランジさんはアメリカとイタリアの市民権を持っていますが、中学校で時代小説「武蔵」を読んで以来、日本に魅せられてきました。「とても面白くて、違った文化や世界に心を開かせてくれました」と言います。

「その時以来、日本に関心を持ってきましたが、残念ながら、アメリカ・テネシー州ナッシュビルのヴァンダービルト大学に進むまでは日本語を勉強しませんでした。大学では4年間、日本語を勉強しました」。

しかし、彼の日本語に大きな変化をもたらしたのは、東京の立教大学に1学期の間、留学をしたときでした。「最初の数週間、みんなが私の日本語をずっとくすくす笑っていたことを覚えています。理由を聞いたら、おばあさんのような話し方だからと言われました。ありがたいことに、ヤクザ映画と時代劇映画を何本か見たら、その問題は自然に解決しました」。そして、こう続けます。「日本でのこの4ヵ月の方が、アメリカでの4年間よりもっと多くのことを学びました」。

彼は今、東京で、外国の運送(船便)会社で働いています。「アメリカ-日本航路を集中的に扱っています。営業、料金作成、カスタマー・サポートなどをしています」。厳密に言えば「ほとんどをオフィスの外で過ごし、営業の電話をして、クライアントやクライアント候補を訪問するのが日課です。いつも4時か5時にオフィスに戻り、7時か8時までオフィスに残ってコンピューターで文書のやり取りや事務仕事をします」。

「私はオフィスで唯一の外国人です。営業の電話のほとんどは日本語です」。さらに続けて、「ビジネスの日本語は全く違ったものです。ボキャブラリーに関して言えば、まるっきり新しい言語を学ばなければならないような気分でした。「保税倉庫」「税関検閲」などは全てゼロから学ばなければならなかった言葉です。その上、学校では敬語(あらたまった言い方)を、日本語の勉強が終わる頃に、付け足しのように学んだだけでした」。

文化的にも、驚いたことがありました。たとえば、「輸出部門で私の下で働いていた一人の男性が、毎日6時きっかりに退社するんです」。その結果、みんながその人を、「彼はなまけ者だ、仕事を大事にしていない、などきりがありません」と非難します。しかし、アレグランジさんによると、彼はオフィスで最も有能な社員です。「アメリカ人の私にしてみれば、この現象の全てがばかげています。しかし日本では多くの場合、どれだけ長い時間働くかが、イコールどれだけよく仕事をしているかということになるのです」。

アレグランジさんによれば、「日本では一般的に会社が中心で、個人は機械の歯車なんです」となります。しかし実際には、彼はこの効果の一つを高く評価するようになりました。「でも一致団結してまとまる感覚には肯定的な面もあります。仲間に入って受け入れられるには少し時間がかかりますが、一旦グループに入ってしまえばずっと受け入れられるのです」。

文:グレゴリー・フリン


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