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日本のストリートパフォーマーの実情

[2010年5月号掲載記事]

駅周辺でライブを行うミュージシャンや似顔絵を描くアーティストが歩行者の興味をひいている。詩を書いた色紙を路上に並べて売っている人もいるが、ミュージシャンが最も人気があり、多くの若いファンたちに囲まれている。

しかし数分後、警察官がやってきて、彼らは注意を受けることになる。路上でライブ活動やものを売ることは道路交通法違反にあたり、原則的に禁止されているためである。したがって公式に認められた公共の場でのパフォーマンスは少ない。

2002年、東京都の石原慎太郎都知事に よって創設された「ヘブンアーティスト事業」は、路上パフォーマンスを行う人たち、いわゆる大道芸人を支援する東京都公認の制度である。審査会で合格した人に、主に東京都内の公共施設や民間施設などを活動場所として積極的に提供している。

現在、都庁都民広場や丸の内、上野公園周辺など49施設、66ヵ所での公演が認められている。年に一度の審査会には毎年約300組の応募があり、合格するのは20組ほどと審査は大変厳しい。

2006年からヘブンアーティストとして上野公園を中心に活動を始めているマリンバデュオ、Natsu & Kayoは、華麗なマリンバ演奏で人気だ。二人とも有名音楽大学を卒業したプロの演奏家である。モンティ作曲のチャルダッシュやモーツァルト作曲のトルコ行進曲などのクラシック演奏で観客を楽しませている。

二人は「東京都が活動の場を与えてくれることで安心して演奏することができます」と話す。またホールでのコンサートと違ってお客を身近に感じられることが魅力だという。一回15分程度の出し物が、4回から8回繰り返される。CDなどを販売することは禁止されているので、観客の「投げ銭(お金を投げ与えること)」が彼らの活動の資金となっている。パフォーマーは、遠くのほうで見ている観客に「もう少し前のほうでご覧ください」と呼びかけるが、内気な日本人は遠慮がちである。

2004年にヨーヨー世界チャンピオンに輝いたTOMMYさんは、ヨーヨーのあざやかな連続技で観客を驚かせている。TOMMYさんは、肉体を使うミュージカル、マッスルミュージカルにも定期的に出演しているが、路上でもライブを行う。「自分を自由に表現できる場所。ストリートにしかない楽しみ、良さがそこにありますし、何よりお客さんとの距離感やライブ感が好き。仕事というより、自分が生きていることそのものです」と話す。

マリンバデュオ Natsu & Kayo
ヨーヨーパフォーマー TOMMY

文:向井奈津子


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