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まんが表現の可能性を広げたSF作品

[2015年2月号掲載記事]

201502-9-1

AKIRA 1巻表紙。大友克洋著。講談社発行

AKIRA

日本のまんが表現を変えたと評される大友克洋の代表作。緻密でリアルな描写や、超能力を使う場面で地面が球状にへこむ演出など、それまでなかった手法を持ち込んでいます。1982年から1990年まで週刊ヤングマガジンで連載されました。1988年に制作された劇場版アニメは、まんがと同様に大ヒット。現在、ハリウッドで実写映画化が進行しています。

1982年12月、関東地方で正体不明の新型爆弾が爆発。東京の崩壊をきっかけに、第3次世界大戦が起こります。それから37年が経った2019年、東京湾上には新首都「ネオ東京」が建設されています。繁栄を取り戻したかのように見える一方で、反政府ゲリラが警察や軍隊と対立する不安定な状態が続いています。

翌年の東京オリンピック開催を控え、放置されていた旧市街でも再開発工事が開始されようとしていました。金田正太郎が、暴走族仲間と旧市街へ向かうハイウェイをバイクで走っていたところ、年老いた顔で白髪の奇妙な少年が突然路上に現れます。仲間の一員である島鉄雄は、彼をよけきれず重傷を負います。

金田の目の前で少年は消えてしまいます。鉄雄は病院ではなく軍の施設に収容され、検査の過程で超能力が目覚めたことが判明します。偶然に少年と再会した金田は、彼の持つ不思議な力を目撃します。少年は、超能力研究を探るゲリラが、軍の研究機関から連れ出した超能力者でした。やがて金田と鉄雄は、政府が行っていた超能力開発プロジェクトの秘密に近づいていきます。

第3次世界大戦が起こる前から、人体実験により超能力者を造り出すプロジェクトが進められていました。人工的に能力を開発された子どもたちは、ナンバーズと名付けられました。しかしナンバーズの一人だったアキラの能力が暴発し、東京を消滅させてしまいます。新型爆弾の正体はアキラだったのです。それ以来、軍はアキラを封印し続けていました。

強大な力を求める鉄雄はアキラを強引に目覚めさせます。アキラを巡って政府と軍は対立。ゲリラや新興宗教教団まで入り乱れ、争奪戦が繰り広げられます。混乱した状況の中でアキラが再び能力を解放、ネオ東京は崩壊します。アキラを手に入れた鉄雄は、廃墟となったネオ東京に大東京帝国を築き上げます。

アキラをそばに置くうちに、鉄雄の能力は急激に成長します。その代償として、肉体が異常に変化していきます。苦しむ鉄雄の前に、金田が立ちはだかります。能力が暴走し、体も怪物化し始めた鉄雄を倒すのか、救うのか。暴走する鉄雄に共鳴するアキラは、ついに地球を滅ぼしてしまうのか。最後の戦いが幕を開けます。影響を受けた作品が、メディアをまたいで今も生み出されています。

文:服田恵美子


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