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競技かるたの魅力を広めたまんが

[2014年10月号掲載記事]

201410-10-1

© 末次由紀/講談社
ちはやふる1巻表紙。末次 由紀著。講談社発行

ちはやふる

「ちはやふる」は「競技かるた」に熱中する女子高校生の物語です。競技かるたとは、百人一首を使った競技です。百人一首は飛鳥時代(6~8世紀)から鎌倉時代(12~14世紀)に詠まれた和歌の中から鎌倉時代の公家、藤原定家が優れた100首を選んだものです。ひとりの詠み手につき一首なので百人一首と呼ばれます。

かるたには読み札と取り札の2種類があります。取り札には下の句しか書かれていません。競技かるたでは取り札を取ります。敵陣の札を取ると自陣の札を一枚敵陣に渡します。自陣の札をいかに早くゼロにするかを競います。書かれていない上の句が読まれたらすぐに反射して取らなくてはならないので、頭脳と肉体の両方をハードに使う「スポーツ」です。1対1で対戦しますが個人戦と団体戦があります。

物語の始まりでは主人公の千早は小学6年生です。美人の姉が自慢で、夢は彼女がミスコンで日本一になることでした。しかし、転校生の新から自分のことでないと夢にしてはいけないと言われます。新の夢は競技かるたでトップの「名人」になることでした。

新の祖父は7回連続で名人になったことのある永世名人でした。新も小学1年から5年まで毎年学年別で全国優勝した実力の持ち主です。新に刺激され、千早も女性のトップであるクイーンになることを意識し始めます。幼なじみの太一も巻き込み、3人は地元の競技かるたの会に入り腕を上げていきます。ところが小学校卒業後、新は福井県に戻り太一も私立の中学校に進むことになり3人はバラバラになってしまいます。

物語はそれから4年後に。千早と太一は同じ高校に入学し再会を果たします。2人とも中学時代はかるたから距離を置いていましたが、高校ではかるた部を立ち上げます。千早は和歌の内容にも興味を持ち始めます。また団体戦での戦い方を通じて、みんなで札を取っていくことの意味を考えるようにもなります。

一方で千早は、競技かるたをやめてしまっていた新にまたかるたの世界に戻ってほしいと働きかけます。小学生の頃から千早を気にかけてきた太一、かるたの好敵手として千早の存在が大きくなっていく新。3人の関係は恋愛面でも発展しそうです。

百人一首は学校の授業で取り上げられることも多く、ほとんどの日本人が知っていますが、競技かるたはあまり知られていませんでした。この作品で競技かるたの知名度が一気に高まり、競技人口も増えました。

文:市村雅代


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