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忍者バトルと細やかな心理描写が人気

[2014年8月号掲載記事]

201408-10-1

© 岸本斉史 スコット/集英社
NARUTO -ナルト- 大巻表紙。
岸本斉史著。集英社発行

NARUTO – ナルト -

「NARUTO -ナルト-」は週刊少年ジャンプで1999年から連載中のまんがです。忍者の友情や家族との絆を数々の戦いを通じて描いています。単行本は69巻まで出ていて累計発行部数は1億3千万部です。海外でも大人気です。

物語は主人公うずまきナルトが火の国木の葉隠れの里で忍者を目指し、学校で勉強しているところから始まります。12歳のナルトに両親はいませんが、そんな彼に周囲の大人は冷たい態度を取っています。それは12年前の出来事に関係していました。木の葉隠れの里が九つの尾を持つ妖狐、九尾に襲われ大変な被害にあったのです。

ナルトの父親は、木の葉隠れの里を統率していた四代目火影でした。里を守るため、生まれたばかりのナルトの体内に九尾を封印し、その後命を落とします。このことは固く口止めされたため、ナルトには知らされていませんでした。しかし、大人たちは妖狐を体内に抱える者としてナルトを敬遠していたのでした。

連載が始まる前の設定では、ナルトはこの九尾自身が人間に変身したものということになっていました。しかし、それでは読者がナルトに共感できないだろうと設定を変更したと作者の岸本斉史は別冊で語っています。九尾を体内に持つ「人間」であることから生じるナルトの疎外感やみんなに認めてもらいたいと思う気持ちは、しばしば物語に反映されました。

作品は第一部と第二部に分かれています。第一部では主にナルトと同じチームを組むことになった木の葉隠れの里の仲間たちとの友情が描かれています。第二部になると物語の世界は大きく広がります。ナルトの体内に封じ込められた九尾の力を悪用しようとたくらむ他国の忍者たちとの戦いが本格化。様々な技を繰り出してきてナルトはしばしばピンチに陥ります。大規模な忍者間の戦争も起き、ナルトの親しい人が命を落とすシーンも増えます。

物語の中では耳慣れない言葉が飛び交い、登場人物たちは忍者ならではの独自のルールで生きています。しかしそれぞれの抱える悩みや喜びは読者と変わりません。ナルトだけでなく他の登場人物の事情や心理も細かく描写されているので絶対的な悪役は存在しません。読み手はナルトの立場にたって物語を読みながら、ナルトたちを襲う忍者にも感情移入し、ハラハラドキドキしながら物語に深く入り込んでいきます。連載開始から15年たっても衰えない人気の秘密はそんなところにあるのでしょう。

文:市村雅代


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