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バレリーナを目指す少女の成長物語

[2014年7月号掲載記事]

201407-10-1

SWAN-白鳥 愛蔵版1巻表紙。
有吉京子著。平凡社発行

SWAN-白鳥

近年、日本人が国際バレエコンクールに入賞したり、海外の有名バレエ団に所属したりすることが、珍しいことではなくなってきています。1976年、女性マンガ誌「週刊マーガレット」に「SWAN-白鳥」の連載が始まった頃、それはまだ遠い夢の時代でした。

15歳の聖真澄は、ソビエト(現在のロシア)の有名なバレリーナ、アレクセイ・セルゲイエフと、マイヤ・プリセツカヤの日本公演を見に、北海道から上京します。公演に感動した真澄が、思わず二人の前でバレエを踊ってしまったことから、バレリーナを目指す道が開かれることになります。

ボリショイ・バレエ団の花形ソリスト、アレクセイとの偶然の出会いから、真澄は個人レッスンを受けるという幸運に恵まれます。そこで眠っていた才能を見いだされますが、克服しなければならない課題も突きつけられます。厳しい指導とライバル達との戦いで、真澄はぐんぐんと上達していきます。

このまんがには、実在の人物やバレエ団が多く登場します。またそれぞれのポーズの意味や、テクニックが詳しく書かれています。バレエ作品の解説や、解釈にもふれているので、バレエを知らない人にとっての入門書のような役割も果たしています。

また女性まんがには欠かせない主人公の恋も描かれています。憧れの存在だった有名ダンサー、草壁飛翔への初恋、そして、アメリカで出会ったルシィとは深く愛し合います。1人の女性として失恋に苦しんだり、恋愛とバレエの道との選択に悩んだりする姿は、読者の熱い共感を得ました。

イギリス留学やアメリカでのモダンバレエの習得などを経て、真澄はトップダンサーになります。そしてかつての恩師セルゲイエフとの再会を果たし、セルゲイエフの教え子とWキャストで競演が決まります。そんなある日、真澄は思いがけない事実を知ることになります。心が揺れ動くなか、バレリーナ生命を賭けた挑戦が始まります。

この作品は、2007年に愛蔵版が12巻まで発行されました。ファンの要望から、この物語の続きとしてモスクワ編も発行されています。真澄の娘、まいあを主人公とした「まいあ Maia SWAN actⅡ」の連載は、現在も続いています。連載開始から30年以上経った今も、次世代に受け継がれた物語が続いているのです。世界を舞台に活躍する新ヒロインに憧れてバレリーナを目指す少女が、これからも出てくるかもしれません。

文:瓦谷登貴子


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