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スポ根まんがの先駆け

[2014年4月号掲載記事]

201404-8-1

6巻表紙。原作:梶原一騎 作画:川崎のぼる。講談社発行
講談社漫画文庫より

巨人の星

「巨人の星」は1966~1971年まで週刊少年マガジンに掲載されました。連載中からテレビアニメが放映され、映画化や舞台化もされています。主人公の星飛雄馬が、巨人軍の愛称で知られる実在のプロ野球チーム、読売ジャイアンツへの入団を目指すところから始まります。

飛雄馬は早くに母親を亡くし、父親と姉と暮らしています。父親の一徹は巨人軍の選手でしたが、戦争での負傷をきっかけに選手の道を断念しました。一徹は飛雄馬に「巨人軍の星となれ」と言い、野球の英才教育をします。速球を投げる筋肉を鍛えるため「大リーグボール養成ギプス」と名付けた器具を、常に身に着けさせます。

メジャー級の投手を目標に、厳しい訓練を受ける飛雄馬は、一徹と野球を恨みながら育ちます。やがて生涯のライバルとなる花形満との出会いを経て、野球の素晴らしさを知り、巨人軍への入団を決意します。

青雲高校に入学した飛雄馬は、後に親友となる伴宙太に出会い、バッテリーを組みます。全国高等学校野球選手権大会に出場しますが、もう一人のライバル左門豊作との戦いで、飛雄馬の爪が割れてしまいます。決勝戦では、花形との勝負で指から血を流しながら力投したものの敗退します。

けがのことを知った花形は、飛雄馬を素晴らしいライバルだと讃えます。そして次は対等の条件で勝つと誓います。念願の巨人軍に入団した飛雄馬と戦うため、花形と左門はそれぞれ違う球団に入ります。しかし飛雄馬には投手として致命的な欠陥があるとわかります。体が小さいせいで球が軽く、バットに当たれば大きなヒットになってしまうのです。

プロ野球選手としては小柄という、努力では克服できない要因に飛雄馬は打ちのめされます。苦悩の末、わざとバットにボールを当ててアウトを取る変化球「大リーグボール1号」を編み出します。幼い頃からの訓練により、抜群のコントロールを持つ飛雄馬だからこそ可能な技でした。そこへ、他球団のコーチとなった一徹が立ちはだかります。

一徹は元メジャー選手のオズマを送り込み、大リーグボール1号を打ち崩します。続いて開発した2号は花形に、3号は敵に回った伴に打たれます。攻略のため体力を使い果たした伴は倒れ、一徹は飛雄馬の勝利を認めます。そのときには飛雄馬の左腕は壊れていました。選手生命を絶たれた飛雄馬は、どこへともなく去っていきます。まさに「巨人の星」として、青春を燃やし尽くした飛雄馬が放つ一瞬の輝きは、今も色あせることはありません。

文:服田恵美子


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