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舞台女優を志す女の子を描いた少女まんが

[2013年1月号掲載記事]

201301-7-1

ガラスの仮面

「ガラスの仮面」は、1975年に連載が始まり今も続いている人気の少女まんがです。ライバルとの対決や敵対する人との恋などドラマチックな事件を次々に、しかしテンポよく描いて大ヒットしました。テレビドラマ化されたり、テレビアニメや舞台作品になったりもしています。長い間続いているため、日本の社会の変化を読みとることもできます。

主人公の北島マヤは落ちこぼれぎみの小学生で、母親と二人、貧しい暮らしをしていました。彼女の特技は、人にお話を聞かせるのがうまいこと。ある日公園で、子どもたちにお話をしてあげていたマヤは、たまたま通りかかった名女優、月影千草の目を引き、演劇の世界へ進むこととなります。

マヤは舞台役者として天才的な才能を持っていました。月影はいつかマヤに名作「紅天女」の主役を演じさせようと考え、厳しく特訓して育てます。周囲の役者たちはマヤが月影にひいきされていると考え、本番の舞台で嫌がらせをするようになりました。しかしマヤは才能と、人並み以上の努力で困難を乗り越え、有名な女優になります。

マヤには強力なライバル、姫川亜弓がいます。亜弓は美しくて頭がよく、裕福な家庭で教養豊かに育てられています。両親が芸能関係だという強いコネもあります。紅天女の主役にふさわしいのは亜弓だと誰もが考える中、マヤはコンプレックスと闘いながら紅天女役を目指します。そして少しずつ夢に近づいていきます。

マヤには敵もいます。芸能プロダクション社長の速水真澄です。「演劇は商品だ」と言う速水は、商売敵である月影やマヤの活動をじゃましますが、内心ではマヤの演技に引かれていて匿名で花やお金を贈っていました。事情を知らないマヤは速水を憎みますが、そのやさしさを知ってとまどいます。そしてふたりは次第に愛し合うようになります。

「ガラスの仮面」は少女たちの間で大ヒットしました。平凡な女の子がスターになるだけでなく、役者として華麗な衣装を着たりメークで美人になったりするのが、夢とあこがれをかきたてたからです。敵との恋や幼なじみからの告白なども、少女マンガの王道を行くロマンスでした。一方、スポーツまんがや少年まんがのファンたちも、さまざまなライバルと対決し努力によって勝ちあがっていくという物語に引かれました。

現在では、主要キャラクターのイメージに合わせた部屋やメニューを用意しているホテルがあったり、速水の名前で配信されているツイッターがあったりします。まんがに出てくる有名なせりふを読者による投票で選びかるたにして発売する、という動きもあります。長い間連載されているまんがであるため、初期は黒電話だったのが今はスマートフォンを使っている、昔よく描かれていた貧しい家庭が今は見られなくなったなど、日本のこの数十年の発展もわかる作品です。

文:砂崎良


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