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孤独な駅長に訪れる奇跡

[2012年11月号掲載記事]

201211-7-1

鉄道員(ぽっぽや)
DVD発売中 114分。5,040円(税込)
発売元 東映ビデオ。販売元 東映

 

鉄道員(監督:降旗 康男)

原作は、浅田次郎による直木賞受賞の同名短篇小説。「シュッシュッポッポッ」という蒸気機関車の走る音から、鉄道員が自分たちを「ぽっぽや」と誇りを持ってそう呼ぶ。1999年に公開されたこの作品は、ぽっぽやとしての人生を終わらせようとする1人の男、佐藤乙松のこれまでの人生を振り返る。そして定年間近の乙松に訪れるある奇跡が描かれる。

乙松は、廃止寸前のローカル線、幌舞線の終着駅である幌舞で駅長をしている。かつて炭坑の町として栄えたこの町も、わずか200人の高齢者ばかりが住む町になり、幌舞線の利用者も少ない。しかし、乙松はホームの雪かきをおこたらず、日誌も毎日ていねいに書き、業務をいい加減にはしない。

正月明けのある日、昔の蒸気機関士の見習いのころからの親友、杉浦が乙松を訪ねる。駅舎の中にある乙松の家で、酒を飲みながら昔話をする。都会の美寄駅の駅長で、やがて乙松と同じく定年を迎える杉浦は、自分と同じリゾートホテルへの再就職を持ちかけるが、乙松は首を横に振る。

結婚17年目でさずかった女の子、雪子は生後間もなく病死し、2年前には妻にも先立たれていた乙松は、ぽっぽや一筋で生きてきた自分には他の仕事は務まらないと思っている。ぽっぽやとしての職務を最優先させ、家族の死に目に会えなかったことに悔いはないが責任を感じており、妻や子と暮らした駅舎を離れられなかった。

夜も更け、杉浦が眠り込んでしまったころ、駅舎に少女が現れる。昼間、妹が駅に忘れていった人形を探しにきたという。飲み物を振る舞い、楽しく話をするが、その少女もまた、人形を忘れて去ってしまう。ちょうど目を覚ました杉浦は、乙松の話を聞くと、その少女は雪女ではないかと冗談交じりに言う。

翌日、彼女たちの「姉」を名乗る女子高生が制服姿で駅舎に現れる。鉄道ファンという少女から鉄道に関する質問を受け、乙松は楽しく過ごす。そこへ一本の電話が入り、3人姉妹だと思い込んでいた少女たちの正体がわかる。

舞台となった駅は架空のものだが、実際に撮影に使われた北海道にある根室本線の幾寅駅は今でも映画ファンが訪れるという。また、主役を演じた高倉健は、かつてヤクザ映画で脚光を浴び、その後「幸福の黄色いハンカチ」や、リドリー・スコット監督の「ブラックレイン」などへの出演でも知られる日本の代表的な俳優の1人。


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