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夜間中学校に通う大人たちの人間模様を描く

[2012年8月号掲載記事]

201208-7-1

『学校』DVD発売中 ¥3,990(税込)発売・ 販売元:松竹
© 1993 松竹株式会社/日本テレビ放送網株式会社/住友商事株式会社

 

学校(監督:山田洋次)

「男はつらいよ」や「幸福の黄色いハンカチ」などで知られる山田洋次監督による人間ドラマで、1993年に公開された。家庭の事情などを理由に義務教育である中学校を卒業していない人たちが、自分の意思で通う夜間中学校を舞台に、教師と生徒たちが共に成長していく姿が描かれている。

黒井は、東京の下町の町工場や住宅が密集する夜間中学校で長年、教師をしている。卒業式を目前に控えた冬のある日、学校長に呼び出され、「そろそろほかの学校へ異動を」と、辞令を言い渡される。しかし、黒井は「卒業した生徒たちがふらっと遊びに来たときのために残りたい」と断る。

その日の授業は作文で、卒業するにあたっての決意などを生徒たちに書かせる。その様子を見ながら、黒井はそれぞれの生徒と出会ったころのことを思い出す。

生徒には、アルコール中毒の父親をもち、自身も薬物に手を出した経験をもつみどり、肉体労働の仕事と夜間中学を両立させる青年カズ、母親が日本人でありながら日本社会になじめない中国人の張、母親であり、焼肉店を経営する在日コリアンのオモニ、読み書きができないまま大人になった競馬好きの猪田などがいる。

「社会的弱者」である生徒たちに対して、黒井は勉強を教えるだけでなく、我が子あるいは友だちのように親身に付き合う。空腹で行き場のないみどりのために自宅でラーメンを作って食べさせたり、授業中に居眠りばかりするカズの日中の仕事がどれほど大変かを知るために肉体労働に付き合ったりする。そんな黒井を生徒たちは友だちや親のように慕う。

作文の授業が終わり、全員が食堂で夕食をとっていると、黒井のもとに1本の電話が入る。それは、入院中の猪田が亡くなったことを知らせるものだった。卒業式には元気な姿で戻ってきたいという猪田からの手紙を受け取り、生徒たちに伝えたばかりだった黒井は、次の授業をホームルームに変更し、猪田の死を生徒たちに知らせる。

この映画はその後シリーズ化され、山田監督の下、障害をもつ生徒たちが通う特別支援学校を舞台にした「学校II」(1996年公開)、障害児をもつシングルマザーなどが再就職を目指す職業訓練学校を描いた「学校III」(1998年公開)、不登校の生徒がヒッチハイクの旅に出る「十五才 学校IV」(2000年公開)と、いろいろな学校教育とそこに集う先生や生徒との交流が描かれている。


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