Language:
Hiragana Times | Facebook Hiragana Times | Twitter RSS

これはHiragana Timesに掲載した過去の記事ですが、実際のマガジンではパラグラフごとに英語と日本語が交互に掲載され、漢字にはふりがながついています。 マガジンサンプル 定期購読案内へ

女性の闘病生活と彼女を支えた男性の純愛物語

[2012年5月号掲載記事]

201205-7-1

DVDジャケット。117分。1,890円。
「愛と死をみつめて <HDリマスター版>」
発売:日活 販売:ハピネット

 

愛と死をみつめて(斎藤武市 監督)

軟骨肉腫という難病におかされた小島道子と、高野誠の純愛を描いた作品として1964年に公開された。実話であり、原作は大島みち子と河野実が交わした手紙をまとめた同名書簡集。

道子と誠は大阪の病院で入院中に知り合う。18歳の同い年であり、プロ野球の阪神タイガースのファンであることから、すぐに仲良くなる。やがて二人は退院し、道子は京都で、誠は東京で離れて大学生活を送るが、文通を続ける。しかし、顔の腫瘍が再発した道子は、再び大阪の病院へ入院する。

アルバイトで金を貯め、カメラや腕時計を質屋に入れ、誠は何度も大阪の道子を見舞う。道子が元気になったら、誠の故郷である長野県へ一緒に山登りに行く約束をするが、道子は大学を辞めて本格的な闘病生活をせざるをえなくなる。自分の将来を不安に感じた道子は、誠の将来を考えて手紙で別れを告げる。だが、誠はそれを受け入れない。

主治医の勧めで、道子は顔の半分の組織を取る手術を受け、無事に成功する。顔の左半分がガーゼでおおわれた道子だったが、持ち前の明るさでほかの患者たちとも親しくなり、たちまち人気者になる。そして、顔の整形手術を待ちわびながら、医療福祉活動家になるための勉強を始める。そんな矢先、道子は顔の右側にしこりができたことに気づく。

再び道子は手術台に上がるが、状態があまりにひどく、医師は手術を中断する。それを知った誠は、電話口で「医者は何してんだ。学者はどうしたんだ。原爆までつくったくせに、こんな病気が治せないのか」と、道子に怒りをぶちまける。だが、誠は冷静さを取り戻すと、今までのように道子を励ます。

一方の道子も、誠の前では元気にふるまうが、内心では死を覚悟する。ある日、道子はベッドサイドを整理し、大事にしていた人形などを焼却炉に持ち込む。管理人から、誰か亡くなった人の物かとたずねられると、道子は「これから亡くなるとこなの」と静かに答える。「みんな煙になってしまうのね」とつぶやき、煙突からのぼる煙を見上げる。

この映画の原作は1963年に出版され、160万部を売り上げる大ベストセラーになった。映画化だけではなく、何度もテレビドラマ化され、歌も作られ、時代を経ても人々に感動を与え続けている。また、本作のように若者の生と死を題材にした近年公開の作品に、闘病生活と純愛をテーマにした「世界の中心で、愛をさけぶ」や、難病と闘った末に25歳で亡くなった女性の日記を基にした「1リットルの涙」などがあり、大ヒットした。


Special Link

  • 東京ビジネスホテル | 新宿へチェックイン。明日へのゆとりを感じるロケーション。
  • Homestay in JAPAN!!
  • Internship in Japan
  • 英会話の先生探すサイト。個人家庭教師・外国人と英語プライベートレッスンは先生ナビドットコム。


PR