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核実験の恐ろしさと人間のおろかさを描く

[2012年1月号掲載記事]

DVDジャケット。97分。4,725円。
「ゴジラ<昭和29年度作品>」
DVD発売中 ¥4,725(税込) 発売・販売元:東宝

 

ゴジラ(本多猪四郎 監督)

今では世界に知られる「ゴジラ」は1954年に製作・公開された。その後、アメリカやフランス、イタリアなどでも上映され大ヒットした。これまでに作られたシリーズ作品数は約30本に上り、1998年にはハリウッド版が作られた。現在も新作がアメリカで製作中だという。

この映画が誕生した年は、アメリカ軍がビキニ環礁で核実験を行い日本の漁船も被ばくしたことで知られる。そうした背景を反映し、映画には水爆実験を批判するメッセージが込められている。また、ゴジラの着ぐるみに人が入り、建物や乗り物などの模型を使うなど、現在のようなCG技術のなかった時代の手作り感が表れている。

太平洋沖で次々と船が沈没する事故から映画は始まる。原因がわからないまま、生き残った人は自分の住む島に流れ着くと、巨大な怪獣に火を吹きかけられたと話す。誰も信じない中、一人の老人だけが昔から言い伝えられる「ゴジラ」という海の怪物の仕業を疑う。怪物は時に食べ物を求めて陸へ上がり家畜や人間を食べる、と老人は警告する。

その直後、体長50メートルにもおよぶ怪獣ゴジラが島に上陸し、家や人々を襲う。早速、政府は調査団を島へ派遣する。生物学者の山根恭平らにより巨大な足跡から放射線反応が確認された矢先、再びゴジラが海から上がってくる。同行した記者団が報じると、たちまちゴジラの存在が人々を震え上がらせる。

山根は、恐竜の時代に存在した怪獣が海底にすみ続け、繰り返される水爆実験により居場所を追われたと推測、殺さずに研究をすべきと主張する。そんなとき、とうとうゴジラは東京に上陸する。巨体が歩くと地鳴りがし、ビルや線路は簡単に踏みつぶされ、多くの命が奪われる。ゴジラは振り回したしっぽで破壊を続け、火を吹き一面を焼け野原にしてしまう。

爆雷も銃もまったく歯が立たたない中、山根の弟子だった芹沢大助がたまたま発明した「オキシジェン・デストロイヤー」を使うことになる。これは、水中の酸素を壊して生物を殺す破壊剤だという。核のように悪用されるのを心配した芹沢は設計図を燃やす。そして、確実にゴジラを殺すため、自ら潜水服を着て、破壊剤と共に海に潜る。

ゴジラは破壊剤により吠えながら海の底に沈む。芹沢も、自分の記憶に残る設計図を葬るため、潜水服の命綱と酸素チューブをナイフで切断する。ゴジラの最後を見届けた人々は素直に喜べず、自身の命を犠牲にした芹沢に黙祷する。


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