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ゲイ専用老人ホームで描かれるさまざまな愛

[2010年12月号掲載記事]

メゾン· ド· ヒミコ(犬堂一心 監督)

メゾン・ド・ヒミコ
4,935 円。発売元:アスミック

ゲイのための老人ホームを舞台にしたコメディードラマとして、2005年に公開された。ファンタジックな恋を描いた『ジョゼと虎と魚たち』の監督、犬堂一心が、同性愛や異性愛、夫婦愛や親子愛などさまざまな愛を描き出す。人気女優の柴咲コウがそばかすなどで不細工なメイクをほどこし、ゲイの父親に捨てられた娘を演じている。

塗装会社の事務員、沙織(柴咲コウ)は借金を返すために風俗で稼ごうかと迷っている。そこへ、岸本春彦(オダギリジョー)と名乗る若い男が現れる。彼は、かつて沙織と母を捨てたゲイの父・吉田照雄、通称「卑弥呼」の恋人だという。父が末期がんだと知らされるが、沙織は「あんな男、がんだろうが末期だろうが関係ない」と突き放す。

すると春彦は、突然沙織にアルバイトの話を持ちかける。卑弥呼が建てたゲイ専用の老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」で毎週日曜日、1日3万円の給料で雑用係をしないかと。高給にひかれ、沙織は海辺に建つホームを訪ねる。だが厚化粧にワンピース姿で女性らしい言葉を使う老人男性などを目にして、沙織はショックを受ける。

父との再会で、沙織は戸惑い、父への憎しみが増すのを感じる。沙織は、自分が卑弥呼の娘であることと、がんで死んだ母の入院費用や手術代を親戚から借りたことを、卑弥呼本人に告げる。「初耳だわ」と冷静に答える父に、沙織は「当たり前でしょ。あんたなんか赤の他人なんだから!」とどなりつける。

日曜日ごとにホームに通うようになった沙織は、大嫌いだったゲイたちに少しずつ心を開いていく。孫娘のために少女アニメのキャラクターの振り付けを覚えたいというルビーに指導し、女装趣味の山崎とは一緒にチャイナドレスを着て踊る。そんな中、ホームを援助していた社長が脱税容疑で逮捕され、ホームの運営が危なくなる。

やがて沙織は、春彦にひかれる。春彦からキスされるが、ゲイである春彦とは、普通の恋人関係にはなれなかった。日に日に弱っていく父に、ある日、沙織は娘に会えずに寂しかったことや母を捨てたことへの後悔はないのか、と問いつめる。「あんたのこと、ママのために許さない」とにらむ沙織に、卑弥呼は「あなたが好きよ」とつぶやく。

そんな矢先、あることで沙織は春彦やホームの人たちと口論になり、ホームでの仕事を辞めてしまう。その直後、卑弥呼は息をひきとる。数ヵ月後の冬のある日、沙織の勤める塗装会社に、壁の落書きを消してほしいと、ホームから依頼がくる。作業員たちに同行した沙織をホームの人たちは笑顔で迎え入れる。そして、壁に書かれた「サオリに会いたい」の文字が映され、映画は終わる。


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