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日本でスナック菓子を広めた食品メーカー

[2015年5月号掲載記事]

201505-7-1

カルビー

日本では、トウモロコシやイモ、豆などの炭水化物を使って揚げた菓子類を「スナック菓子」と呼んでいます。この分野で国内の半分を超えるシェアを占めているのがカルビー株式会社の商品です。カルビーは日本語でも英語でもありません。国民の健康を願う創業者の気持ちが込められた造語です。

同社の前身は1949年に広島県で設立された松尾糧食工業株式会社です。当時の社長だった松尾孝さんは戦後の日本人が栄養不足に陥っていることに胸を痛め、健康に役立つ商品づくりを目指しました。1955年、大事な栄養素であるカルシウムの「カル」とビタミンB1の「ビー」を組み合わせたカルビー製菓株式会社に社名を改めました。

同じ年に、本来は米でつくるあられを小麦でつくることに成功し、「かっぱあられ」として売り出しました。1964年には生えびを小麦生地に練りこんだ「かっぱえびせん」を開発。これは「やめられない、とまらない、カルビー、かっぱえびせん」というCMソングと共に大ヒットし、カルビーの名を全国に広めました。

1972年にはじゃがいもを原料にした「サッポロポテト」を発売。1973年に本社を広島から東京へ移したのを機に現在の社名に変更しました。1975年には同社の代表商品となる「ポテトチップス」を売り出しました。1985年からは全製品の袋をビニール製からアルミ蒸着フィルムに変えました。これによって酸化で風味が落ちることがなくなりました。

カルビーは原料の管理にとても気をつかっています。例えば、かっぱえびせんの原料となる小えびは厳選され、新鮮なうちにマイナス30度以下に急速冷凍され、工場に運ばれます。工場では小えびを殻ごとミンチにして頭からしっぽまで丸ごと使います。かっぱえびせんの表面に赤いつぶつぶがあるのは、小えびをすべて使っている証拠です。

ポテトチップスなどに使われるじゃがいもの調達量は年間約33万トン。契約生産者と協力し、品種の開発から栽培、貯蔵、輸送、販売までを一貫して管理する仕組みを整えています。現在は北海道だけで1,000人以上の生産者と契約しています。フィールドマンと呼ばれるカルビーポテト株式会社(じゃがいもの調達、貯蔵などを担うグループ会社)のスタッフが栽培に関する調査や助言、情報交換で生産者を支援します。

カルビーの製品は海外10ヵ国でも食べられています。例えば、アメリカ、カナダ、イギリスでは、豆を原料に使った「ハーベストスナップス」が人気です。シンガポールではポテトチップスの「ホット&スパイシー」が、タイではタイ人の好みにあわせて現地で開発した「かっぱえびせんオリジナル」が売れています。

2013年度のすべての商品の国内生産量は約18億袋。同社は子どもたちに健康的で楽しい食生活の仕方を伝える「カルビースナックスクール」を開催。同年度は全国787校の62,251人が受講しました。この企画はカルビーファンを増やすだけでなく、地域貢献策としても役立てられています。

カルビー株式会社

文:伊藤公一


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