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日本で初めてディナーセットを制作

[2015年2月号掲載記事]

201502-7

株式会社ノリタケカンパニーリミテド

株式会社ノリタケカンパニーリミテド(愛知県名古屋市)は世界最大級の陶磁器メーカーです。ホテルやレストランなどではノリタケブランドの食器が多く使われています。花びんや人形などの置物を作る会社としても知られています。社名のノリタケは、創業地の地名からきています。

創業者の森村市左衛門は東京・銀座に森村組(現在の森村商事)という貿易会社をつくり、弟の豊をニューヨークに派遣してモリムラブラザーズという雑貨店を開きました。初めは日本から輸入した骨董品や和風雑貨などを並べていましたが、やがて、陶磁器をメインとする商売に変更します。この店で販売する陶磁器を作るため、森村さんはノリタケカンパニーの前身である日本陶器合名会社を1904年に設立しました。

それ以前に、1889年のパリ万博を視察して、欧州の美しい磁器に感動した森村さんは、自分で作る決心をしました。帰国後、事業のパートナーである大倉孫兵衛さんと共に国産の原料を使った洋食器の開発に挑みます。苦労を重ねた末、会社をつくって10年目に日本で初めてのディナーセットを完成。輸出したノリタケの洋食器は大変な評判を呼びました。「ノリタケチャイナ」は、世界中に広まりました。

日本陶器を基に分離独立した会社には、東洋陶器(現在のTOTO)、日本碍子(現在の日本ガイシ)、日本特殊陶業があります。森村さんはこれらの経営を大倉さんの息子の和親さんに任せました。4つの会社はそれぞれの分野のトップクラスです。

陶磁器作りには、材料を混ぜる、形を整える、模様をつける、焼く、仕上げるなど、さまざまな工程があります。ノリタケカンパニーは、各工程で培われた必要な技術を他の事業で活かしています。例えば、カラー模様をつける絵の具は太陽電池用の電子材料に利用。焼くための焼成炉はリチウムイオン電池の材料を作るのにも使われます。仕上げの技術は砥石事業を発展させました。

このようにノリタケカンパニーは世界的な食器メーカーとして知られるだけでなく、幅広い産業に関わりを持っています。事業の柱が食器ではなくなってきたため、1981年に社名を日本陶器からノリタケカンパニーリミテドに改めました。2001年には創立100周年記念事業の一環として本社の敷地内にノリタケの森をつくりました。

ノリタケの森は一般に開放されていて、市民の憩いの場になっています。6千本以上の樹木の他、ミュージアムやギャラリーなどもあります。災害発生時には一時避難場所としても使われます。森村さんは創業時に「事業を通じて社会に貢献する」と誓いました。ノリタケの森にはそんな森村さんの考えが生き続けているようです。

株式会社ノリタケカンパニーリミテド

文:伊藤公一


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