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女性客が足を運びたくなる施設に

[2015年1月号掲載記事]

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競馬にパチンコ、競艇……いずれも客層のほとんどが男性の場所です。最近ではこうした施設が女性客を増やそうと様々な工夫をしています。例えば、ボートレース江戸川では施設内にあるアートコレクションを見るためのアートツアーを実施しています。

ツアーでは施設内にあるアートミュージアムをガイド付きでまわります。競艇場とアートの組み合わせは意外ですが、「7~8年前に殺風景だった指定席を華やかにしようとオブジェなどを置き始めたのがきっかけです」とアートミュージアム担当の鈴木健氏さんはアート作品が増えていった経緯を話します。

館内に点在する作品を見てまわるツアーを始めたのは2010年です。その後作品の数が増えたこと、また館内を歩いて一周するのが大変だということから、2012年には作品を一ヵ所にまとめたアートミュージアムをつくりました。現在収蔵されているのは機械仕掛けの人形で知られるムットーニやアクリル樹脂で金魚を立体的に表現する深堀隆介の作品などです。価値ある現代アートが多数展示されていることでも評価されています。

ツアーはランチ代込で1,500円です。通常利用料が2,000円かかる指定席で、レースの観戦もできます。このツアーでの利益は出ていませんが、鈴木さんは「ボートレース場はふつうのお客様がふらりと立ち寄るには敷居の高い場所です。ボートレース場に足を運ぶ違う切り口となればいいと考えています」と言います。

ツアー参加者からは「ここがボートレース場?」という感想が多く、男性が多く荒々しいというイメージを変えることに成功しています。アートツアーはボートレースのある日のみの実施で、一日10名までの完全予約制です。作品はツアーに参加しないと見られないということもあり、休日は常に予約が入っている状態です。

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男性客が多い印象のパチンコ店も、女性客、特に主婦層に足を運んでほしいと考えています。パチンコ人口が減少傾向にあるからです。アイキャンディ株式会社は、パチンコホールの休憩室や景品の交換カウンターを女子向けに特化してデザインしています。男性中心のパチンコ業界では珍しく、社員はすべて女性です。

元々はパチンコホールの広告を作る会社でしたが、店の依頼で内装を手掛けるようになりました。店舗がより多く足を運んでほしいと考えているのは50~60代の主婦です。しかし、内装は落ち着いた雰囲気のものではなく、華やいだデザインです。「女性が、自分が輝いていると思える空間にしたいので、あえて年相応のデザインにはしないようにしています」と代表取締役の福森加苗さんは話します。

パウダールームには、映った人がきれいに見える『女優ミラー』を導入するなど乙女心をくすぐる仕掛けを施しています。アイキャンディが提案するデザインは、内装の業務を請け負うコンペで同業他社から笑われたこともありました。しかし、コンペを勝ち抜き、実際に設置したところ女性客からは好評でした。そうした反応を見て店舗を女性向けに変える店が増えています。

 

文:市村雅代


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