Language:
Hiragana Times | Facebook Hiragana Times | Twitter RSS

これはHiragana Timesに掲載した過去の記事ですが、実際のマガジンではパラグラフごとに英語と日本語が交互に掲載され、漢字にはふりがながついています。 マガジンサンプル 定期購読案内へ

常に新規事業に挑戦する社風

[2014年9月号掲載記事]

201409-8

ブラザー

ミシン、タイプライター、ファクシミリ、プリンター、通信カラオケシステム、どれも私たちの暮らしを便利にしたり、快適にしたりする製品ばかりです。愛知県名古屋市にあるブラザー工業株式会社は、これらの製品をすべて手がけてきました。その出発点は1908年創業の「安井ミシン商会」という輸入ミシンの修理を行う会社
です。

会社を興した安井兼吉さんは、10人兄弟の長男である正義さんに「兄弟で協力するように」と言い残して亡くなりました。これを機に正義さんは社名を「安井ミシン兄弟商会」と改め、兄弟で力を合わせて国産ミシンを完成させました。このときから「ブラザー」という商標を使うようになりました。その後、社名にも使われるようになりました。

ブラザー工業の特徴は、失敗を恐れずに挑戦する社風です。例えば、1986年にパソコンソフトの自動販売機、TAKERUを発売したものの失敗に終わりました。しかし、その開発を通じて培った技術を生かして通信カラオケを開発。このシステムは今日、JOYSOUNDの名でカラオケ業界のトップブランドの一つとして知られるほどに成長しています。

ブラザー工業は一つの商品にこだわらず、時代に合わせて主力事業を変えてきました。例えば複合機、PRIVIO NEOシリーズは、従来とはまったく異なる方法で、誰もが欲しくなる複合機を目指して開発。最大の特徴は、奥行を短くするために、印刷されたA4サイズの紙を手前に、縦向きでなく横向きに取り出せるようにしたことです。けれど、横向きだと紙がカールします。そこで、開発者は紙に小さな縦波をつける工夫でこれを防止。これまでの常識を覆す製品を完成しました。

活動は独自製品を開発することばかりではありません。東日本大震災で被災した東北の支援にも力を入れています。その一例として、従業員の呼びかけで、ワカメの養殖になくてはならない道具、サンドバッグをつくっています。まず、2012年に有志が集まって会社や自宅のミシンで200枚のサンドバッグをつくり、宮城県七ヶ浜町に送りました。

すると、漁師の人達からもっとほしいという声が寄せられました。そこで、追加で150枚を送りました。この活動は毎年恒例となり、2013年は850枚を製作。今年は1,000枚を送る予定です。収穫されたワカメは社員食堂の料理の食材として期間限定で提供されます。出発点のミシンによって、従業員と東北の人たちの思いが実を結んだ社会貢献といえるでしょう。

ブラザー工業株式会社

文:伊藤公一


Special Link

  • 東京ビジネスホテル | 新宿へチェックイン。明日へのゆとりを感じるロケーション。
  • Homestay in JAPAN!!
  • Internship in Japan
  • 英会話の先生探すサイト。個人家庭教師・外国人と英語プライベートレッスンは先生ナビドットコム。


PR