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「安い、早い」で人気の立ち飲み屋

駅の構内やオフィス街の一角などでよく見かける立ち食いそば屋は、お客にも店にも便利だ。食事を手早く済ませることができ、また、お客の回転率が良いため効率よく収益を上げることができる。だがこのようなスタイルは最近ではそばだけではない。お客が立ったままで酒を飲んだりつまみを食べたりできる「立ち飲み」の店が増えてきている。

立ち飲みの習慣は江戸時代にはすでにあったといわれている。酒屋の店頭で酒を買い、その場で飲むのが一般的だったようだ。近代でもその習慣は残っていたが、高度成長期には見かけなくなった。だがここ数年、レトロ趣味の復活や、料金が通常の飲み屋と比べてずっと手頃だという理由から、立ち飲み屋は復活した。

立ち飲み屋の魅力は何といっても、料金が安いということだ。東京で最も値段の高い地域の銀座周辺にも、全品300円均一という安さを実現させた立ち飲み屋が登場したほどだ。毎日でも利用することができるので、仕事帰りにふらりと訪れて一杯飲んでいく常連が多い。

「早い」のも魅力だ。ほとんど待つことなく注文した酒とつまみが提供される。ファストフードの感覚といってよいだろう。つまみも一品あたりが少量なので、酒に合わせてあれこれ食べられるのも立ち飲み屋のいいところだ。

立ち飲み屋の中にはキャッシュ・オン・デリバリー制の店もある。店のテーブルにかごが置いてあり、その日の予算が1,000円なら千円札を一枚入れておくと、注文のたびに店員が精算し、お釣りをかごの中に入れてくれる。予算オーバーしないので安心して飲めるというわけだ。立って飲むため、たいていのお客は1~2時間ぐらいで引き上げる。

こういった立ち飲み屋は店の面積が狭いため、客席間に仕切りがないことが多い。テーブルとテーブルの距離がとても近く、カウンターにお客が並んで飲む形式のところがほとんどだ。酒が入ると自然と隣の知らないお客とも話が弾むことがある。それだけではない。ある立ち飲み屋の常連客、志村美桜さんは話す。「家の近くの立ち飲み屋を利用していると、近所の人といつのまにか顔見知りになり、近所づきあいが始まりました」。

文:土屋えみ

[2010年1月号掲載記事]


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