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バリエーション多様な「痛い」アイテム

[2013年8月号掲載記事]

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ここ数年、印鑑から車まで様々な「痛い」アイテムが登場しています。デザインにアニメやまんがのキャラクターを大胆に取り入れたものを指し、その見た目が「痛々しい」ことから「痛」の文字をつけて呼ばれるようになりました。

北海道札幌市で1年前から見かけるようになったのが車体にアニメキャラクターなどをデザインしたタクシー、「痛タク」です。発案したのは長栄タクシー営業企画課長の竹内紀仁さん。どうしたら他社と差別化できるかを考えていたときに目に付いたのが「痛車」の写真でした。

最初につくったのは、TOYAKOマンガ・アニメフェスタのキャラクターです。「キャラクターは有名でなくてもかまわないんです。町を走っている姿を見て何だあれ?と思って話題にしてもらうことが大事なんです」と竹内さん。痛タクの存在は口コミでどんどん広まっていきました。

経費を最小限に抑えるために、ボディのデザインと印刷されてきたシートの張り込みは、この企画に賛同してくれている仲間と竹内さんによる手作業で行っています。町で見かける回数があまり多くならないように、85台あるタクシーのうち3~5台が痛タクとして走り、デザインは約3ヵ月で更新されます。1年間で合計15台のタクシーにデザインしてきました。

痛タクは社内でもいい効果を生み出しました。痛タクに乗りたいというお客が増えたことと、長栄タクシーの名前が知られたことで無線での呼び出しが約2割増えました。また、とても目立つため、いつも見られているという意識が自然と乗務員教育にもつながったと竹内さんは感じています。

何よりも、「クレームが減りました」と竹内さんは笑います。「あのタクシーの中にいるとお客さんも文句を言う気にはならないのでしょうね」。今後はキャラクターの選定を公開するなど、みんなでつくるタクシーへと変化させていく予定です。

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「痛い」スーツも登場しています。大阪でこの企画を立ち上げたのは吉田竜一さんです。吉田さんは洋服の仕立て屋の3代目ですが、高校生のころからアニメに興味を持っていました。その2つを結びつけたのが「痛スーツ」です。裏地にキャラクターを印刷したスーツを今年3月に開催された東京国際アニメフェアに出展したところ予想以上の反響で、商品化を決意しました。

5月から本格的に事業を展開していますが、当初のターゲットである20~30代男性に加え、意外なことに若い女性からも支持されています。先日フランスで開催された第14回ジャパン・エキスポにも出展し、吉田さんは国内外での需要を実感しています。

痛スーツでは、通常のスーツではできないアパレルと印刷の技術を融合させた商品作りが可能です。しかし、吉田さんが事業の先に見据えるのは、別のところにあります。「今、痛いアイテムの情報をまとめて手に入れる場所がないんです。痛スーツの事業を痛いアイテムを統括するプラットフォームのようなものにまで発展させたいです」と将来を語ります。

長栄タクシー

文:市村雅代


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