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まんがやアニメのファンが楽しめるイベントを目指して

[2013年6月号掲載記事]

201306-5

TOYAKOマンガ・アニメフェスタ

北海道にある洞爺湖町は、景色のきれいな温泉の町です。2008年には洞爺湖サミットが開かれた場所としても知られています。落ち着いたイメージの強いこの町ですが、6月の2日間はがらりと印象を変えます。「TOYAKOマンガ・アニメフェスタ」が開催されるためです。

第1回は4年前に開催されました。温泉の開湯100年を記念して何かしたいと相談していた際に、町内でレストランと宿泊施設を経営する佐々木卓一さんがまんがやアニメを好きな人のためのイベントを開いてみたいと提案したのがきっかけです。自分も好きだから、というシンプルな動機でしたが、周囲の若者も賛成してくれました。しかし、年輩の町民から猛反対を受けます。

「年輩の人はテレビに出てくるような極端なコスプレイヤーの印象が強かったみたいで、どんな人が来るのか心配だったようです。普通の人の単なる趣味ということがなかなか理解されませんでした」。また、サミットを開催した町として知られたよいイメージが悪くなるのではないかと言う人もおり、理解を得るための説明会が2回開かれました。「まるでダムでも造るかのような雰囲気でしたね」。

なんとか合意を取り付けて開催してみると3,000人が集まり、成功のうちにイベントは終了。当初はこの1回限りの予定だったのですが、来場者から翌年も開催してほしいという要望が届くようになります。最初は反対していた人たちも、参加者がごみをきちんと持ち帰るなどマナーがいいことがわかり、好意的な印象を持つようになりました。

翌年からイベントは年に一度、定期的に開催されるようになります。2年目は7,000人、3年目となった昨年は3万人を集めました。人を町に呼び込むイベントとなったのです。「でも町おこしのために開催しているわけではないんです」。佐々木さんは事業推進委員会副委員長となり、まんがやアニメ好きの視点から、どうやったら来場者が楽しめるかということを常に考えています。

イベントの内容はまんがやアニメに関連していればなんでもありです。声優のトークショーや作品展を催し、同人誌の販売もしています。キャラクターをペイントした車、「痛車」も集まり、コスプレのまま町内の店舗へ出入りすることもできます。その一方で、一般の人がコスプレイヤーを撮影する場合のルールを決めたり、動画の撮影と配信の禁止など厳しい制限もあります。会社や知り合いにコスプレをしていることを隠している人も、気兼ねなくイベントを楽しめるようにと配慮した結果です。

第4回となる今年は6月22~23日に開催されます。さらに多くの人の来場が見込まれますが、佐々木さんは「参加者が楽しんでいるかという根っこの部分を忘れずにいたいですね」と語ります。「参加した人とスタッフの距離が近いのがこのイベントの特徴です」と胸を張る佐々木さんは、今年も好きなキャラクターに扮したコスプレで、会場にきた人との交流を深める予定です。

TOYAKOマンガ・アニメフェスタ

文:市村雅代


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