Language:
Hiragana Times | Facebook Hiragana Times | Twitter RSS

これはHiragana Timesに掲載した過去の記事ですが、実際のマガジンではパラグラフごとに英語と日本語が交互に掲載され、漢字にはふりがながついています。 マガジンサンプル 定期購読案内へ

日本人とイスラム教徒とのかけ橋に

[2013年5月号掲載記事]

201305-5

株式会社サクラハウス

「ムスリム(イスラム教徒の人たち)が、どんなにおだやかでモラルの高い人たちかということを、日本の人に知ってもらうきっかけになればと思いました」と株式会社サクラハウスの営業部長、並木雅代さんは言います。サクラハウスは外国人向けのホテルやアパートなどを経営する会社です。今年2月、東京の代々木上原にムスリム向けのシェアハウス「代々木上原ムスリムハウス」を開きました。

ムスリムにはいろいろと宗教上の決まりがあります。お酒を飲んではいけませんし、豚肉を食べてはいけません。女性は家族でない男性に肌を見せてはいけません。また、一日に5回お祈りしたり、金曜日にモスクへ行く習慣もあります。日本では、多くの食品にお酒や豚肉の成分が入っていたり、お祈りのための場所もほとんどありません。「日本にいるムスリムの人たち、特に女性は、きゅうくつな思いをしてきました」と並木さん。

これまで日本は、イスラム社会との接点がほとんどありませんでした。中東から石油をたくさん買ってはいますが、日本人が現地へ行って買うことが多く、日本にムスリムが来ることはあまりありませんでした。しかし近年、東南アジア、中東やアフリカから勉強や仕事のために来日するムスリムが増えました。

「弊社にもムスリムのお客様が多くいらっしゃるようになりました」と並木さん。「サウジアラビア人の学生さんが、英語も日本語もわからず、グーグルの翻訳機能で弊社のサイトを翻訳して来社されたり。モスクはどこですかとか、ハラール食品(ムスリムが食べてもいい食品)はどこで買えますかと聞かれたり。それでムスリム向けのシェアハウスを企画しました」。

ムスリムハウスは、ムスリムが暮らしやすいようになっています。お祈り用の部屋があって、礼拝するべき方向がわかるよう、キブラ(聖地メッカの方角)で示されています。2階は女性専用になっていて、1階とはカーテンで仕切られています。近くには、日本には数少ない本格的なモスク、東京ジャーミィがあります。

「でもモスクに近いことは、私にはあまり重要じゃなかったです」と、入居者のアンファル・セディクさんは笑います。「女性専用のフロアがありますし、新しくてきれいなのでここにしました」。アンファルさんはフランス人で、インターンのために滞在しています。「ここはまわりが静かなので気に入っています。普段通りにお祈りもできますし、日本らしい家なのもいいですね」。

「ムスリムハウスの企画にあたっては、弊社が経営するサクラホテル幡ヶ谷に、ムスリムのモハメッド・イブラヒムが入社したのもきっかけになりました」と並木さんは言います。「ムスリムは日本人にとってまだまだなじみの薄い存在です。イスラム過激派のニュースを聞いて、ムスリムを怖がっている人たちも残念ながらいます。日々の生活をする町で、ムスリムの方々と一緒に生活することによって、少しでも日本人とムスリムとの橋渡しができたらいいと思います」。

株式会社サクラハウス

文:砂崎 良


Special Link

  • 東京ビジネスホテル | 新宿へチェックイン。明日へのゆとりを感じるロケーション。
  • Homestay in JAPAN!!
  • Internship in Japan
  • 英会話の先生探すサイト。個人家庭教師・外国人と英語プライベートレッスンは先生ナビドットコム。


PR