Language:
Hiragana Times | Facebook Hiragana Times | Twitter RSS

これはHiragana Timesに掲載した過去の記事ですが、実際のマガジンではパラグラフごとに英語と日本語が交互に掲載され、漢字にはふりがながついています。 マガジンサンプル 定期購読案内へ

注目の「こうじ」、人気の秘密

[2012年5月号掲載記事]

201205-2

古町糀製造所

いま、日本の食文化に「こうじ」ブームが起こっています。こうじとは米や麦などの穀物に微生物を繁殖させたかびの一種で、綿のように白く、それ自体には味はありません。しかし水を加え発酵させることにより、まるで砂糖が入っているかのように甘くなり、まろやかな味わいになります。

こうじ専門店、古町糀製造所は2009年7月、新潟県新潟市に第1号店をオープンして以来好評で、今年の2月には東京でも自由が丘店と銀座松屋店が相次いでオープンしました。塩こうじはもちろん、こうじを使った飲み物やびん詰めが人気です。

古町糀製造所を運営する株式会社和僑商店、代表取締役の葉葺正幸さんは話します。「新潟県の活性化のために、お米を使った事業を起こしてほしいという依頼がきっかけで始めました。1号店オープン当初はこうじで商売が成り立つのかと誰もが不思議に思っていました」。

葉葺さんは以前からこうじに興味を持っていました。「こうじの魅力は、こうじの働きでお米が驚くほど甘く濃厚で深い味わいになること、栄養価も高く点滴に匹敵するほどの効果があることです。こうじの力を多くの人に知ってもらいたいです」。

アイスクリームやクッキーなど、こうじを使ったさまざまな食品が発売されていますが、なかでも注目を浴びているのが「塩こうじ」です。塩こうじとは、こうじに塩と水を加えて発酵させた調味料です。テレビや雑誌では特集が組まれるほどで、塩こうじを使った料理本も数多く出版されています。

塩こうじで肉や魚を漬け込むとやわらかくなり、うまみも増しておいしくなります。やわらかくなるのは、食品中のタンパク質が、アミノ酸に変化するためです。また、酵素の働きにより体内にたまった老廃物が出され、それによって美肌効果や健康も期待されます。

塩こうじはスーパーなどでも販売されていますが、家庭でも簡単に作ることができます。細かくくだいたこうじ200グラムと塩60グラムをボールに合わせ入れ、そこへ300ccの水を加えて混ぜるだけです。瓶などの保存容器に移し、一日一回混ぜます。それを10日ほど繰り返すと、こうじの粒が小さくなり、なめらかな塩こうじができあがります。

埼玉県に住む柳澤さと子さんは、いろいろな料理に塩こうじを活用しています。「テレビで塩こうじを知りました。こうじは味噌造りや酒造りなど、特別な場合に使うものだと思っていました。塩こうじはスープに入れたり野菜いために塩の代わりの調味料として使えます。いつもの料理がおいしくなります」。

日本食には味噌、みりん、しょうゆ、甘酒など多くの発酵食品があります。それらはこうじを発酵させて造られたものです。これまでこうじは何かをつくるための材料で、注目されることがありませんでした。こうじブームは、こうじの良さを日本人が改めて知るきっかけとなりました。

古町糀製造所

文:向井奈津子


Special Link

  • 東京ビジネスホテル | 新宿へチェックイン。明日へのゆとりを感じるロケーション。
  • Homestay in JAPAN!!
  • Internship in Japan
  • 英会話の先生探すサイト。個人家庭教師・外国人と英語プライベートレッスンは先生ナビドットコム。


PR