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世界のお母さんの味で、フラットな関係を築きたい

[2012年4月号掲載記事]

201204-3

財団法人箕面市国際交流協会(MAFGA)

大阪の北部で暮らす外国人市民が集まった「Team Shikamo」は、「世界をつまみ食い1Dayカフェ」と名づけた自国の家庭料理をふるまう試みを続けています。毎月第4土曜日に大阪府箕面市のカフェスペースを借り切って開催されるこの催しは、地元の住民が常連客として訪れていて評判となっています。

企画した箕面市国際交流協会の事務局長、岩城あすかさんは話します。「箕面市には総人口の約2パーセントもの外国籍の人たちがいらっしゃいます。でもなかなか外国人同士が集まったり、日本人と親しく話をする機会を持てずにいました。そこで食事は万国共通なので自然なふれ合いができるのではと思ったのです」。

ミーティングを行ってメニュー作りから始まり、試食会など準備には時間がかかりますが、参加する外国人が中心になって活動をしています。日本人ボランティアとして協力をしている明里賀英子さんは、「材料を切るなど、仕込みのお手伝いをしています。この国はこういう食材を使うのかとか、材料の組み合わせが毎回興味深いですね」と話します。

職員の樋野都子さんは参加する外国人に対していつもやさしい日本語で話しかけます。会話は日本語で行われていて、外国人参加者の日本語の習得や、日本の習慣を知る手助けにもなっています。前回、ボルシチを40人分用意したロシア出身のヴィクトリアさんと、同じくロシア出身のナターリアさんは、「初めてのことだったのでやる前はとても心配でした。大量の料理を出すので忙しかったですが、とても楽しかったです」と笑顔を見せます。

職員としてこの企画に参加している東堂マリナさんは、スロベニアの出身。母国では看護師としての経験を積み、日本人男性と結婚して2004年に来日しました。「外国人の主婦は、出かける場所も限定されていて行動範囲が狭くなってしまいます。こうして同じ境遇の者同士で集まることで、国際結婚ならではの悩みも共有できますし、息抜きになると思いますね」とマリナさんは話します。

岩城さんは、事務局長に就任するまでは惣菜屋の店長を務めていました。1日だけのカフェでも、仕事としての意識を大事にしています。「値段は手ごろな価格にしていますが、ボランティアではなくお客様にはお金を出していただき、料理を出すシェフ担当者には謝礼を支払います。その方が甘えがなく自立の一歩につながると思うのです」と続けます。

箕面市では2013年に多文化交流センター(仮称)の建設が計画されています。そのカフェスペースで、将来的にはビジネスとして運営したいというのが皆の目標です。「様々な地域で私たちのような活動が広がって、日本人と外国人がフラットな関係が築けるようになると嬉しいですね」。夢の実現に向けてメンバーの多忙な日々は続きます。

財団法人箕面市国際交流協会(MAFGA)

文:瓦谷登貴子


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