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日本のワインを世界に広める

[2012年2月号掲載記事]

201202-3

アーネスト・シンガーさん

最近まで、大多数の日本のワインは国内消費のためだけに造られていました。しかし、日本に長年住んできた一人の外国人がそれを変えました。ワイン輸入会社、株式会社ミレジムの社長でアメリカ人のアーネスト・シンガーさんは国内の甲州ブドウから造った白ワイン「Shizen」を、日本のワインとして国際市場に紹介しました。

「日本料理にぴったりの風味と香りがあるんです。だからこのワインは刺身と合うように造られています。日本食用にワインを造るなら、日本食と競うのではなく、ダイヤを引き立たせるベルベットのようでなければなりません」。とシンガーさんは説明します。

2003年、シンガーさんはジャパン・ワイン・プロジェクトのコンサルタントとして活動するため世界的に有名なワイン醸造家のドゥニ・デュブルデューさんを日本に招きました。その当時は多くのワインが日本では甲州ブドウから造られていましたが、ワインのレベルはやや低く、多くのワイン製造者が、低い品質を隠すためにアルコールや砂糖を加えていました。デュブルデューさんは寿司にとてもよく合う、軽い柑橘系の香りがするワインを作り出しました。「初めて誰かが海を発見したようでした。これは眠っていた伝説的なワインで、私がそれを目覚めさせたのです」とデュブルデューさんは解説します。

シンガーさんは最初のビンテージ・ワインの感想を聞くために、世界的に有名なワイン評論家ロバート・パーカーさんに持っていきました。パーカーさんは、普段は重いワインを好み、気に入ってもらうのが難しいことで知られていますが、このワインには100点中87~88点をつけ、もっと良くなる可能性が大いにあると評価しました。

4年間の苦労の末、2008年にシンガーさんの「Shizen」は、日本のワインとして初めてヨーロッパでの販売が認可されました。シンガーさんが認可を得ると、他の甲州ワイン製造者もその例にならい、今や3つの日本のワイナリーがヨーロッパにワインを輸出し始めました。

ワイン専門家のリン・シェリフさんは、ワインを海外に販売促進する15の甲州ワイナリーでつくった団体、Koshu of Japanのコンサルタントです。「この4~5年で品質は劇的に改善され、国際コンペに出展してメダルを獲得する甲州ワインも現れました」。

たとえば山梨のグレイスワイナリーは現在、ロンドンの高級シーフード・レストラン、ズマに納入しています。三沢家4代にわたるこのワイナリーは、現在、三沢茂計さんが経営しています。娘の三沢彩菜さんはチーフ・ワインメーカーで、シンガーさんから学び、ワイン製造技術を改良しました。それは、日本で伝統的に使われてきた方法であるブドウ棚で育てるのではなく、垣根栽培でした。

日本食が世界中でどんどん人気が出てくるにつれて、料理の繊細な風味に合うワインの需要が増えています。このため、Koshuの人気はますます高まっていくでしょう。

株式会社ミレジム


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