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コーナーを曲がりやすく、速く走れる子ども用運動靴

[2011年8月号掲載記事]

日本の幼稚園や学校では、運動会という行事が年に1回行われます。親はカメラを片手に子どもたちを応援します。様々な競技が行われますが、一番の人気は徒競走です。そこに焦点をあてたのが、アキレス株式会社が開発した、コーナーを滑らないで速く走れる靴「瞬足」です。

商品企画開発本部副本部長の津端裕さんは、2000年から毎年運動会で子どもたちの足元を撮影していました。競技場を左回りで走っていること、そしてコーナーを走るときにバランスを崩す子どもが多いことに気付きます。「コーナーを安定して走れる靴は作れないか」と考えたのが開発のきっかけです。

企画は小学生の学校生活を一から見直そうということから進められました。学校によって熱心に取り組むスポーツは異なりますが、運動会だけは昔から変わらぬ学校行事としてあります。

コーナーでは遠心力がかかるため、体も左に傾きがちになります。滑り止めの働きをする突起物の配列を工夫すればコーナーを走る際にも、踏ん張りがきくのではないかと津端さんは考えました。

いかにコーナーを滑らないで走れるかは、雪道のスタッドレスタイヤを参考にするなど、まったく新しい発想で瞬足は作られました。「実際に作る段階になると、設計図を見た工場側から左右非対称になっているのは間違っているのではないかという問い合わせが来ました」と津端さんは笑います。

それまでディズニーなどキャラクターを使った靴やおしゃれなものが流行っていましたが、機能面をアピールする靴はありませんでした。「そこで、『コーナーで差をつけろ!』というキャッチコピーで販売しました。宣伝のアピールより、子ども達の親御さんがブログなどで紹介したり口コミで広がったりしたのが大きな宣伝効果になったと思います」と津端さんは話します。

津端さんは11年にわたって運動会の撮影を続けていますが、今でもまだ様々なアイディアが浮かんでくると話します。2009年から、靴が脱げてしまう子どもが多いことに気づきました。原因は、子どもたちの足幅が細く、甲も低くなり、土踏まずが未発達になっていることでした。そこで昨年は「瞬足スリム」を発売したところ、女児用靴で売れ筋一位になりました。

瞬足のデザイン数は今では年間約200、日本の子ども2人に1人が購入している大ヒット商品になりました。

アキレス株式会社

文:高橋義則


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